学生が「モノづくり試作工房」リニューアル提案 「東大阪市都市ブランド形成事業」の一環
2018.02.02
- 大学
モノづくり試作工房を視察する学生
【本件のポイント】
●さまざまな工作機械を企業・個人が利用できる「モノづくり試作工房」の利用を活性化するためのリニューアル案を東大阪市長に提案
●地元東大阪市のモノづくりの活性化を支援することで地域に貢献
●学生は、機械の種類や内装、レイアウトなど、利用者の立場に立ったリニューアル案をプレゼンテーションすることで空間デザインを実践的に学ぶ
【本件の概要】
東大阪市と東大阪商工会議所、近畿大学は、「モノづくりのまち東大阪」としての都市ブランド確立を目的とした「東大阪市都市ブランド形成推進事業」に取り組んでいます。
今回は、東大阪市の施設「モノづくり試作工房」のリニューアルを近畿大学文芸学部の学生が提案します。同施設はさまざまな工作機械が設置され、企業や個人がアイデアをもとに気軽に試作品を製作できるモノづくり支援施設です。さらなる利用促進のため、学生が現状視察や東大阪市へのヒアリングを行い、抜本的に利活用内容を見直し、機械の入れ替えや内装の改善などのリニューアル案を作成しました。
このたび、東大阪市長 野田義和氏に直接プレゼンテーションを行い、モノづくり試作工房のリニューアルを通じて同施設の新たな役割の活用の提案を行います。
■日時:平成30年(2018年)2月7日(水)13:00~14:00
■場所:東大阪市役所 10階市長応接室(東大阪市荒本北1丁目1番1号
近鉄けいはんな線(地下鉄中央線)「荒本駅」徒歩5分)
【東大阪市都市ブランド形成推進事業について】
東大阪市は、国内外における「モノづくりのまち東大阪」としての都市イメージの確立、認知度の向上を図るとともに、企業が東大阪市に立地することに誇りをもち、また、そこで働く方々や東大阪市民も誇りを持っていただけるような都市イメージの醸成を目指しています。このような都市ブランド確立を目的とした新たな取り組みを行うため、東大阪市、東大阪商工会議所に加え、市内にある唯一の総合大学であり、様々な知見を持つ教員が在籍する近畿大学が連携することになりました。平成31年(2019年)には東大阪市でラグビーワールドカップが開催されることもあり、この機会に「モノづくりのまち東大阪」を世界に向けて発信していきたいと考えています。
【モノづくり試作工房について】
東大阪市は、「技術の地域診療所」として企業の技術開発や品質向上などモノづくりに関連する技術的な課題を解決する施設「東大阪市立産業技術支援センター」を設置し、専門技術員による相談受付や機器用技術講習会など、技術の高度化や技術人材の育成を支援しています。
産業技術支援センター内にあるモノづくり試作工房は、精密高速切断機や平面研削盤などの各種工作機械を備え、企業や個人が製品のアイデアをもとに気軽に試作品を製作できる環境を提供しています。