「持続可能な開発目標(SDGs)」シンポジウム開催 近大から世界へ ~持続可能な社会を作ろう~
2018.02.01
- 大学
近大から世界へ ~持続可能な社会を作ろう~
※SDGs(Sustainable Development Goals):
持続可能な開発目標
気候変動、まちづくり、資源、エネルギー、生産と消費など、先進国に関係と責任がある17の課題の総称
【本件のポイント】
●"オール近大"として研究・教育・社会貢献を通じ、我が国の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するきっかけとする
●総合大学の強みを活かし、学部を横断して交流、情報交換できる場を創出
●学生、教職員に対し、持続可能な開発目標(SDGs)の認知度と理解を深めてもらう
【本件の概要】
近畿大学は、医学部を含む14学部48学科を擁する総合大学であり、養殖漁業、バイオコークス、環境・まちづくり、クリーンエネルギー、次世代農業など数多くの研究や社会貢献を行っています。また、国際化社会に対応できるグローバル人材の育成に向けて英語村や国際学部の設立といった大学全体のグローバル化も進めています。当シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)」では、基調講演や学生グループの発表、教授陣と学生を交えたパネルディスカッションを通じ、国際社会の共通目標「持続可能な開発」に対して、これから近大がどのように総合大学の強みを活かして取り組んでいくか考える場にします。
■日時:平成30年(2018年)2月8日(木)13:30~17:30(開場13:00)
■場所:近畿大学東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER 1階 実学ホール
(東大阪市小若江3-4-1近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対象:学生、教職員(入場無料)
■内容:「持続可能な開発目標(SDGs)」シンポジウム
【プログラム】
■開会の挨拶 13:30~
■基調講演 テーマ:『2030 SDGsで変える』 13:45~
スピーカー 北郷 美由紀(ほくごう みゆき)(朝日新聞報道局 記者)
政治部、国際報道部、オピニオン編集部を経て2017年1月から始まった特別企画「2030 SDGsで変える」を担当している。ジャカルタ特派員時には東ティモールの独立を取材。子育てシフトで記者の仕事を離れていた時には、提携大学でのジャーナリズム提携講座の運営や、インターンシップを担当していた。これまで接点のなかった人たちを出会わせるSDGsの「接着剤効果」を日々、実感している。
■学生グループ発表
テーマ:『近大生が取り組むSDGs』 14:55~
学生グループ6団体(APOLLO、IVUSA、エネルギー研究会、はちのじ、ハッピーアースデイ大阪、FeeLink)がそれぞれテーマをもとに発表します。
■パネルディスカッション
テーマ:『オール近大でSDGsに何をする』 16:25~
・池上 甲一(農学部 環境管理学科 教授)
・新田 和弘(生物理工学部 教養・基礎教育部門 准教授)
・福本 志穂(学生部 主任)
・中川 敬太(理工学部 理学科 3年)
■閉会の挨拶 17:30~
【本件の背景】
平成27年(2015年)9月の国連総会で「持続的な開発のための2030アジェンダ」が採択され、2016-2030の15年間、世界中の国がそれぞれ努力して達成を目指すべき共通の目標として「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)を掲げました。前身のミレニアム開発目標が途上国を対象として貧困、保健、教育などの分野に重きを置いた内容であったのに対し、SDGsではそれらのやり残された課題に加えて気候変動、環境、まちづくり、陸・海資源、エネルギー、生産と消費など、先進国に関係と責任がある新しい課題が多く含められていることが特徴です。人類だけでなく、地球上の生物、そして地球そのものの持続可能性を真剣に考える時が来ていること、そして拡大する格差の是正に重点をおいて「誰ひとりとり残さない」ことの重要性をうたっています。
日本では未だに、SDGsの認知度は決して高くはありませんが、企業や自治体の間では徐々にSDGsに関する認識や取り組みが始まっており、外交・国際援助の分野では重要な位置を占めつつあります。