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「人工内耳・中耳フォーラム2017」開催 難聴やめまいでお困りの方へ「きこえ」の医療最前線

2017.07.28

近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)耳鼻咽喉科学教室(教授:土井勝美)は、平成29年(2017年)8月19日(土)ナレッジシアター(大阪市北区グランフロント北館4F)にて、耳の症状でお困りの方やそのご家族・ご友人、一般市民の方を対象に「人工内耳・中耳フォーラム2017」を開催します。

【本件のポイント】
●近年増加している難聴やめまいなど耳の病気について、専門医が最新の治療法を解説
●人工聴覚機器について、専門医や言語聴覚士、スペシャルゲスト 円 広志さんによる議論
●無料個別相談の開催など、耳の病気に対する不安を解消する機会を提供

【開催の背景】
難聴や耳の病気と言うと、高齢者や小児の方に多いと思われがちですが、近年は若者の間にも急増している病気と言われています。原因としては加齢をはじめ、騒音やウィルス、ストレスなどがあり、なかには突発性難聴のように原因不明の病気もあります。近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室では、鼓室形成術の実績数、全国9位、近畿圏4位※ですが、治療や手術に対する安全性や有効性についてのさらなる啓発が必要と考え、平成27年(2015年)から本フォーラムを開催しています。今回は、過去にパニック障害と診断され、数年間抑うつなどに悩んだ経験をお持ちのタレントの円 広志さんをスペシャルゲストにお迎えし、一般の方にはあまり馴染のない「人工聴覚機器」について専門医と対談いただきます。なお、昨年度は307人にご参加いただきました。
※週刊朝日MOOK手術数でわかるいい病院2017より

【イベント概要】
■日  時:平成29年(2017年)8月19日(土)13:00~16:30(開場12:30)
■場  所:ナレッジシアター(グランフロント北館4階)
      (大阪府大阪市北区大深町3−1)
■対  象:一般の方(定員360人、入場無料)
■申込方法:住所、氏名、参加人数を明記のうえ、下記電話、
      E-mail:event.office.jp@gmail.com またはFAX(03)5283-7694に
■お問合せ:大阪人工内耳・中耳フォーラム事務局 TEL(0120)05-4133(フリーダイヤル)

【人工内耳・人工中耳とは】
耳は外側から大きく外耳・中耳・内耳に分けられます。「人工内耳・人工中耳」は、内耳・中耳の役割を代替する機械のことで、埋め込み型補聴器のひとつです。これらの人工聴覚機器は、補聴器に比べ、大半の方に音そのものが聴こえやすくなると言われています。日本国内で人工内耳手術が保険適応となったのは平成6年(1994年)で、それまでの高度感音難聴に対する治療の概念を根本的に変える、革命的な医療となりました。成人例、小児例ともにその後も手術数は順調に増加し、近年では年間1,000例以上の人工内耳手術が施行されています。

【当日のプログラム】
12:30 開場・受付開始

13:00 主催者 挨拶
     「きこえの医療最前線」~人工聴覚機器の広がり~
     近畿大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 教授 土井 勝美

13:40 「人工内耳の適応と効果」~聴覚コミュニケーションと認知機能~
     講師:近畿大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 医学部講師 齋藤 和也

14:35 対談「きこえを知り、難聴と生きる」
     スペシャルゲスト 円 広志さん
     近畿大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 教授 土井 勝美

15:20 近畿大学医学部附属病院の紹介

15:35 「人工聴覚機器のリハビリテーション」&「装用者様の体験談」
     講師:近畿大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 言語聴覚士 長富 大祐

16:05 Q&A「きこえと人工聴覚機器」ついてお答えします。
     ~中締めのご挨拶~
     近畿大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 教授 土井 勝美

16:30 「個別相談コーナー」
     (1)人工内耳(2)人工中耳(3)リハビリテーションより選択

【関連リンク】
医学部医学科 教授 土井 勝美(ドイ カツミ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/589-doi-katsumi.html

関連URL:http://www.med.kindai.ac.jp/