近大医学部堺病院がHAL®研究会を実施 医療用・福祉用HAL®の普及に向けた取り組み
2017.07.12
「医療用HAL®」(提供:Prof. Sankai, University of Tsukuba / CYBERDYNE Inc.)
HAL®(Hybrid Assistive Limb®)は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる世界初のサイボーグ型ロボットで、難病治療の分野で注目を集めています。この度、HAL®について、その普及と知識を深めるため、医療関係者を対象とした研究会を実施します。
当日は、HAL®の開発者であるサイバーダイン株式会社取締役社長兼CEOの山海嘉之(さんかいよしゆき)氏による特別講演を行います。
【本件のポイント】
●医学部堺病院が中心となり、社会的な注目を集めるHAL®の研究会を立ち上げ
●大阪府下を中心に、兵庫、奈良、和歌山の医療関係者を対象とした研究会を開催
●HAL®の開発者、サイバーダイン株式会社取締役社長兼CEO山海嘉之氏の特別講演
【本件の概要】
近畿大学医学部堺病院では、福祉用HAL®および医療用HAL®を早い段階から導入し、実用化に向けた取り組みを牽引してきました。今回はHAL®の普及を加速させる役割を担い、医療関係者を対象とした「大阪HAL®研究会」を実施します。
■日 時:平成29年(2017年)7月22日(土)14:00~17:00
■場 所:近畿大学医学部堺病院
(堺市南区原山台2-7-1、泉北高速鉄道「栂・美木多駅」から徒歩約8分)
■対 象:医療機関にお勤めの方(入場無料)定員100名
■申込方法:WEBサイト(http://www.med.kindai.ac.jp/sakai/)から、所定の用紙をダウンロードし、FAXまたはメールにてお申込み
■お問合せ:近畿大学医学部堺病院 神経内科 難病患者在宅支援室 担当:山田
TEL(072)299-1120(内線2362)
【スケジュール】平成29年(2017年)7月22日(土)
14:00 開会の挨拶
14:10 一般講演 症例・研究報告
15:55 特別講演「最前線~革新的サイバニックシステムによる未来開拓への挑戦~(仮題)」
山海嘉之氏
16:55 閉会の挨拶
【本件の背景】
HAL®は、平成28年(2016年)4月より、保険適用が開始されました。しかし、HAL®の運用には豊富な知識や経験が必要であるにもかかわらず、学習や研究の場がほとんどないのが現状です。そこで、近畿大学医学部堺病院が、HAL®運用の知見についての意見交換ができる場を作りたいという思いから、「大阪HAL®研究会」を立ち上げました。
今回は、第1回目の研究会であり、医療用・福祉用に関わらず、症例や研究報告のほか、HAL®の開発者である山海嘉之氏による特別講演を行います。
【サイバーダイン株式会社の概要】
■社 名:CYBERDYNE株式会社(サイバーダイン株式会社)
■本社所在地:茨城県つくば市学園南2丁目2-1
■設 立:平成16年(2004年)6月24日
■資 本 金:267億4300万円(平成28年(2016年)6月2日現在)
■代 表:山海 嘉之 氏
■事 業 所:次世代型多目的ロボット化生産拠点(福島県郡山市横塚二丁目242-1)
岡山事業所(岡山県岡山市北区芳賀5303
岡山県リサーチパークインキュベーションセンター内)
【近畿大学医学部堺病院の概要】
■住 所:大阪府堺市南区原山台2丁目7-1
■開 設:平成11年(1999年)3月1日
■病 院 長 :菊池 啓
■病 床 数 :310床
■外来患者延数:170,051人(平成28年度実績)
■理 念:患者本位の良質で安全な医療を提供する
■基本方針 :1.患者さん中心の医療を提供します
2.質の高い安全な医療を実践します
3.地域住民・医療機関と連携して地域の医療に貢献します
4.先進的医療の開発・実践に努めます
5.大学病院として信頼される医療人を育成します