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「第1回 理工学部イノベーションフォーラム」開催 教員が在外研究の成果、最先端研究について発表

2017.06.20

  • 理工

これまでの研究発表会の様子

近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)は、平成29年(2017年)6月27日(火)東大阪キャンパスにて、教員が海外の大学で行った研究活動の成果や最先端研究について発表する「第1回 理工学部イノベーションフォーラム」を開催します。

【本件のポイント】
●1年間の海外での研究活動を終えた教員が、最新の研究成果を発表
●最先端研究に触れることで、大学院進学をめざす学生のさらなる意欲向上を図る
●学生はもちろん東大阪の中小企業など一般の方にも公開し、産学連携につなげる

【本件の概要】
「理工学部イノベーションフォーラム」は、研究成果の発表を通じて学部の教員、学生、地域の方々の交流促進を図ることを目的に、今後定期的に開催を予定しています。大学院進学、研究職などをめざす学生の意欲向上を図るとともに、ものづくりのまちに拠点のある大学として、新たな産学連携、地方創生に貢献するための場にしたいと考えています。
第1回目となる今回は、昨年度、海外に滞在し集中的に研究を行った教員2名が、その成果等を発表します。理学科数学コース准教授の知念宏司はフランスに滞在し、「符号のゼータ関数」について研究してきました。理学科化学コース准教授の大久保貴志は、アメリカで「有機薄膜太陽電池」に関する研究を行いました。研究成果とともに、現地の研究室の様子や海外と日本の研究体制の違いなどもお話しします。

■日  時:平成29年(2017年)6月27日(火)17:00~18:10
■場  所:近畿大学東大阪キャンパス 3号館5階 502教室
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■発表者 :理工学部理学科(数学コース)准教授 知念 宏司 (17:00~17:35)
      理工学部理学科(化学コース)准教授 大久保 貴志(17:35~18:10)
■対  象:一般の方、近畿大学生(入場無料、事前申込不要)
■お問合せ:近畿大学理工学部事務部 担当:大岡 TEL(06)4307-3047

【発表内容】
理工学部 理学科(数学コース) 准教授 知念 宏司
フランスのストラスブール大学で取り組んだ、数学の新しい理論の一つであり情報理論などにも応用できる可能性を持つ「符号のゼータ関数」に関連する研究についてお話します。また、研究内容のほかに、現地での生活、苦労したこと、出会った人々のことなどについても報告したいと思います。

理工学部 理学科(化学コース) 准教授 大久保 貴志
アメリカにあるカリフォルニア大学サンタバーバラ校で、主に有機薄膜太陽電池に関する研究を行ってきました。有機薄膜太陽電池は印刷技術によって作製可能な次世代太陽電池の候補の一つですが、その光電変換効率は約10%に留まっています。この分野において現在何が問題で今後どのような可能性があるのか、滞在期間中にさまざまなことを学び、また研究を行ってきましたので、滞在先の研究室の様子なども含めてご報告します。

【発表者プロフィール】
氏   名:知念 宏司(ちねん こうじ)
所   属:理工学部 理学科(数学コース) 准教授
学   位:博士(数理学)
研究テーマ:余剰位数
      原子根の分布
      符号のゼータ関数

氏   名:大久保 貴志(おおくぼ たかし)
所   属:理工学部 理学科(化学コース) 准教授
学   位:博士(理学)
研究テーマ:新規配位高分子の合成
      強誘電性配位高分子の開発
      配位高分子のキャリア輸送特性に関する研究
      配位高分子を用いた薄膜太陽電池の開発

【関連リンク】
理工学部理学科 准教授 知念 宏司(チネン コウジ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/520-chinen-kouji.html

理工学部理学科 准教授 大久保 貴志(オオクボ タカシ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/345-ookubo-takashi.html

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/sci/