近畿大学理工学部・バイオコークス研究所 公開講座2017「私たちのくらしに生かす工学～KINDAIから次世代へ～」
2017.06.01
- 研究所
- 理工
【講座の内容】
（１）「炎と熱の話」13:10～14:20
講師：理工学部機械工学科 教授 渕端 学（ふちはた まなぶ）
暖をとったり料理をしたり車を動かしたりするために、人々は「燃料を燃やす」ということを普段なにげなく行っています。しかし、そうした目的のために燃料を思い通りに燃やすのは、実は難しいことなのです。この講座では、燃料が燃えるとき科学的に何が起きているのか、火が燃えるときの燃料と空気と熱エネルギーの関係などについて解説します。
（２）「超高速ビデオカメラで見る一瞬の世界」14:30～15:40
講師：理工学部社会環境工学科 教授 竹原 幸生（たけはら こうせい）
近畿大学では平成3年（1991）年に4,500枚/秒、平成13年（2001年）に100万枚/秒の当時世界最高速のビデオカメラを開発し、平成23年（2011年）には1600万枚/秒を実現しました。その超高速ビデオカメラで撮影された、シャボン玉が割れる瞬間や物体が粉々になる瞬間など肉眼で捉えられない様々な高速現象をメインに、現在多彩な分野で活用されている超高速ビデオカメラを紹介します。
【本件の概要】
■日 時：平成29年（2017年）6月17日（土）13:00～15:40（12:30開場）
■場 所：恵庭市民会館 2階 大会議室
（北海道恵庭市新町10番地、JR千歳線「恵庭駅」から徒歩約10分）
■対 象：一般の方、中学生・高校生も歓迎（先着順：定員100人、入場無料）
■後 援：北海道恵庭市、恵庭市教育委員会
■申込方法：講座開催日、住所、氏名、電話・FAX番号、メールアドレス（携帯可）を明記の上、郵送、FAX、E-mailのいずれかで下記へお申込みください。受付の確認をFAXまたはE-mailにて返信させていただきます。
■お問合せ：近畿大学理工学部事務部 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL（06）4307-3047 FAX（06）6727-2024
E-mail:rikoh-kym@itp.kindai.ac.jp
【開催の背景】
近畿大学理工学部・バイオコークス研究所は、研究・教育成果を社会に還元することを目的に、平成25年度（2013年度）から公開講座を実施しています。
本公開講座は、生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、今年度も北海道恵庭市にて開催します。
【講師プロフィール】
理工学部機械工学科 教授 渕端 学（ふちはた まなぶ）
学 位：博士（工学）
専門分野 ：燃焼工学、熱工学
研究テーマ：固体バイオマス燃料の炭化、ガス化および燃焼特性に関する研究、
予混合マイクロフレームの火炎構造に関する研究
論 文：澤井 徹，大政 光史，井田 民男，渕端 学，梶本 武志,難波 邦彦（2010年）
『ウメ，カキ剪定枝によるバイオ固体燃料の圧縮強度特性』36(1) 36-40
理工学部社会環境工学科 教授 竹原 幸生（たけはら こうせい）
学 位：博士（工学）
専門分野 ：土木工学水工学分野、画像計測の開発
研究テーマ：画像計測を用いた流れ場計測法の開発、
水表面での気体輸送に関する研究、
発電施設における取水渦に関する研究
著 書：『水理学』（コロナ社）
受 賞 歴：平成8年度（1996年度）可視化情報学会技術賞
平成22年度（2010年度）土木学会論文賞 他
【バイオコークス研究所】
■所 長：井田 民男（いだ たみお）
■所在地：北海道恵庭市南松島157-1
■概 要：近畿大学バイオコークス研究所は、これまでにあった資源再生研究所とバイオコークス量産実証実験センターを発展的に統合し、平成24年(2012年)12月に開設されました。次世代再生可能エネルギー「バイオコークス」の技術は、バイオ燃料開発の際に生じる経済的なハードルを事業化評価の段階においてクリアした、世界をリードする唯一かつ国産の研究成果です。植物性廃棄物のゴミからも造れる再生可能なバイオ固形燃料で、エネルギー争奪のない世界を目指します。
【関連リンク】
理工学部機械工学科 教授 渕端 学（フチハタ マナブ）
http://www.kindai.ac.jp/meikan/935-fuchihata-manabu.html
理工学部社会環境工学科 教授 竹原 幸生（タケハラ コウセイ）
http://www.kindai.ac.jp/meikan/284-takehara-kousei.html
バイオコークス研究所 教授 井田 民男（イダ タミオ）
http://www.kindai.ac.jp/meikan/933-ida-tamio.html
バイオコークスプロジェクト
http://www.kindai.ac.jp/bio-coke/