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障がい者のためのダンスワークショップを開催 近畿大学文芸学部×たんぽぽの家 アートセンターHANA

2016.06.14

ダンスワークショップの様子

近畿大学文芸学部(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)6月21日(火)、アートを通じて障がい者を支援する活動に取り組む「たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良県奈良市、以下たんぽぽの家)」と協力し、障がい者のためのダンスワークショップを開催します。

【本件のポイント】
●アートの力で障がい者を支援する「たんぽぽの家」と協力
●文芸学部芸術学科の卒業生である藏元徹平氏と学生が、障がい者支援イベントを企画
●福祉と芸術が融合した活動を知ってもらい、学生に幅広い進路を見い出す機会を提供

【本件の概要】
このたび、文芸学部が毎年開催している「文芸フェスタ2016」の1回目のイベントとして、「たんぽぽの家」と協力し、障がい者のためのダンスワークショップを開催します。たんぽぽの家に所属する障がい者がダンスにチャレンジし、同学部芸術学科舞台芸術専攻の学生と、ダンスによる障がい者支援に取り組むダンサーの佐久間新氏がサポートします。そのほか、障がい者による美術作品の展示や同施設の活動報告なども行います。

なお、本イベントは、同学部芸術学科舞台芸術専攻および文化デザイン学科の学生と、平成27年(2015年)に同学部芸術学科舞台芸術専攻を卒業した藏元徹平氏が中心となり企画しました。藏元氏は、在学中に創作ダンスを通じて「身体」や「障害」に興味を持ち、現在はたんぽぽの家のスタッフとして活躍しています。

本イベントを通じて、芸術の力で障がい者を支援するとともに、障がい者による創作活動や本学卒業生の藏元氏の活動に触れることで、デザイナーや劇団員などに限らず、芸術に関連した能力を福祉に生かせる幅広い進路を見い出す機会を学生に提供します。

■日  時:平成28年(2016年)6月21日(火)15:00~16:00
■場  所:近畿大学東大阪キャンパスD館ホール
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対  象:一般の方入場可能(定員先着70人、申込不要、入場無料)
■お問合せ:近畿大学文芸学部 TEL:(06)4307-3061

【近畿大学文芸学部「文芸フェスタ」】
文芸学部では、平成21年(2009年)から、学生・教職員らが一体となって、当年度の総合テーマに沿ったダンス公演や美術展、写真展などのイベントを年間通して行う「文芸フェスタ」を毎年開催しています。今年度の「文芸フェスタ2016」では、これまでのイベントよりもさらに大きく変化し、進化することを願い、「変」を総合テーマとしました。

【たんぽぽの家】
「たんぽぽの家」は、一般財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人わたぼうしの会、奈良たんぽぽの会といった3つの組織で構成され、障がい者や発達に支援が必要な子供が、地域で当たり前に生活できること、楽しい体験や活動を通して社会とのつながりを拡げること、生活の質を向上させることを目標に、障がい者の支援活動に取り組んでいます。

その中でも、「アート」をテーマに活動する「たんぽぽの家アートセンターHANA」は、アートを媒介として、コミュニティの抱える課題の解決やコミュニティの新たな価値の創造をめざす「コミュニティ・アート」に取り組む施設です。本施設には、障がい者が個性を生かしながら造形・舞台芸術に取り組めるスタジオやギャラリーのほか、コミュニケーションの場としてのカフェ&ショップ、アートの可能性について探求するインフォメーションセンターやミーティングルームがあります。

■団 体 名:たんぽぽの家(http://tanpoponoye.org/
■所 在 地:奈良県奈良市六条西 3-25-4
■構成組織:一般財団法人たんぽぽの家(理事長:播磨 靖夫)
      社会福祉法人わたぼうしの会(理事長:播磨 靖夫)
      奈良たんぽぽの会(会長:村上 良雄)
■活動内容:(1)「アート」と「ケア」をテーマにしたアートプロジェクトの展開
      (2)就労支援、生活支援、悩み相談などの社会福祉サービスの提供
      (3)福祉ホーム、配食サービスなどの運営
      (4)その他ボランティア活動
■設  立:昭和48年(1973年)4月29日

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/bungei/