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「クローン技術を駆使して動物園動物・絶滅動物を研究する」、「精密人体モデルを用いた生活空間のデザイン」 近畿大学 生物理工学部 公開講座

2016.06.13

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、兵庫県、神戸市、和歌山県各教育委員会のご後援のもと、平成28年(2016年)6月18日(土)に神戸市の兵庫県私学会館にて、「平成28年度第3回近畿大学生物理工学部公開講座(BOST Science Café)」を開催します。

【講座の内容】
(1)「クローン技術を駆使して動物園動物・絶滅動物を研究する」
講師:先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸
現在、地球上では、かつてないスピードで動物の絶滅化が進んでいます。貴重な動物の遺伝子資源の保存の一つとして、遺伝子組織から色々な情報を取り出すことで、絶滅の恐れのある動物の復活を目指す研究を紹介します。

(2)「精密人体モデルを用いた生活空間のデザイン」
講師:生物理工学部 人間工学科 准教授 大政 光史
様々な年代・性別の精密な人体モデルをコンピュータ上に作り出し、家具や自動車などの製品の使用状況を再現して、人体と製品の接触時に作用する力を分析することによって、より快適で使いやすい製品をデザインする方法について解説します。

【講座の概要】
■日 時:平成28年(2016年)6月18日(土)13:30~16:10(13:00開場)
■場 所:兵庫県私学会館
    (神戸市中央区北長狭通4丁目3-13、JR「元町駅」東口から徒歩2分)
■対 象:一般の方、中・高生(定員150人、入場無料)
     ※定員に達したため 申込みは終了しました。
■後 援:兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、和歌山県教育委員会

【開催の背景】
近畿大学生物理工学部は、「人間」「医療」「食」「生活」「環境」「福祉」をテーマとして、理学・農学・工学・医学を融合させた先進的で多彩な教育と研究を行っています。ここで得られた成果を広く一般の方々にご理解いただきたく、平成11年度(1999年度)から公開講座の形で発信を始めました。

生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、受講者数は延べ2万9千人を超えました。今年度も各地の教育委員会のご後援のもと、4府県7都市で公開講座を開催します。

【講師プロフィール】
先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸(あんざい まさゆき)
学   位:博士(工学)
専門分野 :実験動物学、発生工学
研究テーマ:動物資源保存技術および発生工学技術開発に関する研究

生物理工学部 人間工学科 准教授 大政 光史(おおまさ みつし)
学   位:博士(工学)
専門分野 :計算力学、材料力学
研究テーマ:使いやすい製品設計のためのシミュレーション
著   書:『知っておきたい最新科学の基本用語』(共著)技術評論社

【関連リンク】
先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸
http://www.kindai.ac.jp/meikan/502-anzai-masayuki.html
生物理工学部 人間工学科 准教授 大政 光史
http://www.kindai.ac.jp/meikan/409-oomasa-mitsushi.html

関連URL:http://www.waka.kindai.ac.jp/