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「食肉を科学する」「ヒトの体は小型で精密な化学プラント」 近畿大学生物理工学部 公開講座

2016.05.23

  • 生物理工
近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、平成28年(2016年)5月28日(土)、奈良市の奈良春日野国際フォーラムにて、「平成28年度第2回近畿大学生物理工学部公開講座(BOST Science Café)」を開催します。

【本件のポイント】
● 奈良県、奈良市、和歌山県の各教育委員会後援のもと社会に広く発信
● 年配の方から中高生まで幅広い年齢層が参加する生涯学習として役立つ公開講座で、本学の第一線で教鞭をとる先生の日ごろの成果をご紹介

【講座の内容】
(1)「食肉を科学する」
講師:生物理工学部食品安全工学科 教授 入江 正和(いりえ まさかず)
「A5の肉」、さらには、おいしい肉とは一体どのようなものなのでしょうか?科学的な根拠のもとで、肉や脂肪の色、ドリップ、脂肪の質といった、外観から選ぶおいしい肉の選び方などについてもお話しします。

(2)「ヒトの体は小型で精密な化学プラント~人口腎臓の仕組みについて~」
講師:生物理工学部医用工学科 准教授 福田 誠(ふくだ まこと)
「人工腎臓」は血液透析治療に用いられる「生体機能代行装置」であり「生命維持管理装置」です。今回はヒトの腎臓を手本に発展してきた、人工腎臓の優れた機能をご紹介します。

【講座の概要】
■日  時:平成28年(2016年)5月28日(土)13:30~16:10(13:00開場)
■場  所:奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
     (奈良市春日野町101、近鉄奈良線「近鉄奈良駅」下車徒歩20分)
■対  象:一般の方、中・高生(定員135人、入場無料)
      ※定員に達しているため、申込みは締切り済み。

【開催の背景】
近畿大学生物理工学部は、「人間」「医療」「食」「生活」「環境」「福祉」をテーマとして、理学・農学・工学・医学を融合させた先進的で多彩な教育と研究を行っています。ここで得られた成果を広く一般の方々にご理解いただきたく、平成11年度(1999年度)から公開講座を実施しています。

本公開講座は、生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、受講者数は延べ2万9千人を超えました。今年度も各地の教育委員会の後援のもと、4府県7都市で公開講座を開催します。

【講師プロフィール】
生物理工学部 食品安全工学科 教授 入江 正和
所   属:近畿大学生物理工学部 食品安全工学科 教授
学   位:農学博士(京都大学)
専 門 分 野:畜産学、ミートサイエンス
研究テーマ:肉質評価、畜産物の品質向上、エコフィード
著   書:『畜産』(2015 年、実教出版、文科省検定済高校教科書共著)他

生物理工学部 医用工学科 准教授 福田 誠
所   属:近畿大学 生物理工学部 医用工学科 准教授
学   位:工学博士(早稲田大学)
専 門 分 野:医用化学工学
研究テーマ:人工腎臓・人工肺の至適設計、人工臓器の生体適合性発現に関する研究
著   書:『新ME早わかりQ&A1 血液浄化装置』(2016 年、南江堂)他

【関連リンク】
近畿大学生物理工学部 食品安全工学科 教授 入江 正和
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1247-irie-masakazu.html

近畿大学生物理工学部 医用工学科 准教授 福田 誠
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1248-fukuda-makoto.html

関連URL:http://www.waka.kindai.ac.jp/