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東大阪の企業に労務管理のポイントを伝授 3/8(火)企業向け実践法務セミナー開催 近畿大学法科大学院

2016.03.03

  • センター

初回ガイダンスの様子

近畿大学法科大学院(大阪府東大阪市)は、本学リエゾンセンターおよび中小企業会長倶楽部、東大阪ブランド推進機構との共催で、平成28年(2016年)3月8日(火)にクリエイション・コア東大阪にて、地元東大阪の中小企業を対象とした「企業向け実践法務セミナー」を開催します。

【本件のポイント】
● 労働法担当の教授が、地元東大阪の中小企業に労務管理のポイントをわかりやすく解説
● 地元企業のニーズに合わせた法知識をレクチャーし、地元東大阪の発展に貢献
● 労務管理の重要性を訴え、法務担当者の雇用創出をめざす

【本件の概要】
近畿大学法科大学院は、平成27年(2015年)から「キャリア形成支援プログラム」の一環として、地元東大阪の中小企業を対象とした「企業向け実践法務セミナー」を開催し、今回が3回目となります。法科大学院の教員が、専門の法務担当者をおきにくい中小企業に向けて労務管理をレクチャーするもので、今回は「労使間トラブルを防ぐための労務管理」がテーマです。

労働者と使用者の間でのトラブルについては「裁判」がイメージされがちですが、より身近な紛争解決策として「あっせん制度」があります。個別労働紛争解決のためのあっせん制度は平成13年(2001年)に導入されてから多くの実績をあげていますが、実際には少しの注意で紛争を防ぐことができるケースが多くあります。今回のセミナーでは、問題になりやすい最近の紛争事例をいくつか紹介し、どのようなことが問題になりやすいのか、どのように対応すれば紛争を未然に防止できるのかを考えます。

■日  時:平成 28年(2016年)3月8日(火)15:00~17:00
■会  場:クリエイション・コア東大阪 南館 第一会議室
      (大阪府東大阪市荒本北1-4-1、近鉄けいはんな線「荒本」駅から徒歩約5分)
■講  師:近畿大学法科大学院 教授 奥田香子
■対  象:東大阪市内の中小企業経営者、幹部、社員など15人
      ※一般の方は参加いただけません

【セミナー内容】
講 師:近畿大学法科大学院 教授 奥田香子
   〈専門〉労働法
   〈略歴〉平成元年(1989年)大阪市立大学大学院法学研究科前期博士課程修了(法学修士)
       平成4年(1992年)大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学
       平成22年(2010年)4月 近畿大学大学院法務研究科教授(現在に至る)
テーマ:「労使間トラブルを防ぐための労務管理――個別労働紛争のあっせん事例から」
    労働者と使用者の間でのトラブルについて、最近の紛争事例を紹介しながら、
    紛争を未然に防止するための対策などについてお話します。

【キャリア形成支援プログラム】
近畿大学法科大学院では、法科大学院生および修了生のキャリア支援を目的に、平成26年度から「キャリア形成支援プログラム」を実施しています。

このプログラムを通じて、大学院生に法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)以外にも法知識を生かせるキャリアを紹介し、自身が持つスキルを生かして多様な業界で活躍できる人材を育成しています。

また、東大阪市地域企業に対し、経営において重要となる法務人材を提供し、企業の更なる成長に寄与することもこのプログラムの大きな目的の一つです。地元企業と連携して地域密着型の支援プログラムを展開しています。

【中小企業会長倶楽部】
中小企業会長倶楽部は、東大阪市内のものづくり中小企業の会長または相談役等の役職にある経営者が作る団体です。東大阪発のものづくりのブランド化と、次世代のものづくり企業の担い手を育成するために豊富な実践経験を持つ経営者によって結成されました。

【東大阪ブランド推進機構】
東大阪ブランド推進機構は、東大阪市から誕生した製品の魅力を都市ブランドとして発信し、認定された製品の販路開拓につなげるとともに、都市イメージの向上を目的とし、東大阪商工会議所、(財)東大阪中小企業振興会(現:公益財団法人東大阪市産業創造勤労者支援機構)、東大阪市工業協会、東大阪ケーブルテレビ(株)(現:(株)ジェイコムウエスト東大阪局)、東大阪市が発起人となって設立された団体です。『ひと・モノ・未来をつくる』を存在意義として活動を展開しています。

【関連リンク】
近畿大学法科大学院 教授 奥田香子
http://www.kindai.ac.jp/meikan/31-okuda-kaoko.html

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/lawschool/