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2/6(土)第6回フィジカルアセスメント講習会 ~薬剤師など医師以外の医療関係者にもスキルを~ 近畿大学薬学部

2016.02.01

  • 近大病院

昨年度フィジカルアセスメントの様子

近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)2月6日(土)東大阪キャンパスにて、「第6回フィジカルアセスメント講習会」を開催します。

※フィジカルアセスメント:実際に患者さんの身体に触れながら、呼吸音や心臓音、酸素量などの状態を確認し、症状の把握や異常の早期発見を行うこと。

【本件のポイント】
●主に薬剤師のためのフィジカルアセスメント講習会
●基礎講義に留まらず、フィジカルフィギアで病態を再現した体験型講習を実施
●文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環として実施

【本件の概要】
近畿大学医学部附属病院医師の指導の下、聴診器の使い方や血圧測定の方法について研修を行います。さらに、フィジカルアセスメントフィギアを用いて心音、呼吸音、腸音の病態時に診られる異常音を聴取し、その原因疾患について学びます。なお、本講習会は文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環として行われます。

「第6回フィジカルアセスメント講習会」概要
■日  時:平成28年(2016年)2月6日(土)14:30~19:00
■場  所:近畿大学東大阪キャンパス 31号館1階 医療薬学研修センター
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
■参加対象:医療関係者でフィジカルアセスメントの経験がない方
■定  員:27人 ※定員に達したため申込み締切済み
■参 加 費:無料
■お問合せ:近畿大学薬学部 TEL (06)4307-3058

【フィジカルアセスメントの背景と展望について】
薬剤師によるフィジカルアセスメントについては、医療行為とみなされ医師法に抵触するのではないかとの恐れから長く見合わせられてきました。しかし近年、厚生労働省「医政局通知」や日本薬剤師会「調剤指針」でも、薬剤師の医療現場での積極的な活用が求められるようになりました。これにより薬剤師は、薬の効果や副作用を自ら確認し、体調の変化をいち早く医師に伝えるなどの役割が期待されています。

近畿大学薬学部は、「7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン」において、地域医療に携わるがん医療人の養成・人的交流の強化を目的とする「地域医療部門」を担当しています。本講習会は未経験の薬剤師を対象に、薬剤師に必要な能力の養成を目的とし、特にがん治療に特化した講習会です。これまでに参加した約100人の薬剤師からは、非常に高い評価を得ています。

なお、本講習会を受講された方を対象としたアドバンスト講習会「フィジカルアセスメントワークショップVer.1」を平成28年(2016年)3月12日(土)に開催予定です。

【講習会スケジュール】
14:30 はじめに
14:40 フィジカルアセスメント:基本から実際
    (フィジカルアセスメント、バイタルサインについて、情報の共有と記録の基本等について)
     講師:近畿大学医学部救急医学主任教授 平出敦
16:40 休憩
16:50 フィジカルアセスメント実地練習(肺がん患者に対するアセスメント)
18:50 まとめ

【講師紹介】
講  師:近畿大学医学部 救急医学主任教授
     平出 敦(ひらいで あつし)
学  位:博士(医学)
専門分野:救急医学
     病院外心停止の患者の救命率をいかにして向上したらよいかを研究しています。
     また、救急初療を通じて、学生や研修医の教育に携わり、急性期医療ができる
     医師の育成をめざしています。

【関連リンク】
近畿大学医学部 救急医学主教授 平出 敦
http://www.kindai.ac.jp/meikan/600-hiraide-atsushi.html

近畿大学医学部附属病院
http://www.med.kindai.ac.jp/

関連URL:http://www.phar.kindai.ac.jp/