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5年間におよぶJST・JICAとの共同研究の最終報告 キハダ研究に関するシンポジウムを開催 11/16(月)パナマ共和国・スミソニアン熱帯研究所にて

2015.11.10

  • 研究所

キハダ幼魚

近畿大学水産研究所大島実験場(和歌山県東牟婁郡串本町)場長で教授の澤田 好史らの研究グループは、科学技術振興機構(JST)、国際協力機構(JICA)の支援を受けて、パナマ共和国水産資源庁(ARAP)および全米熱帯マグロ類委員会(IATTC)と共同で、キハダ養殖の研究を行ってきました。このたび、パナマ共和国のスミソニアン熱帯研究所にて平成27年(2015年)11月16日(月)(※現地時間)、シンポジウムを実施し、研究成果について成果報告を行います。

【本件のポイント】
● 近畿大学、JST、JICAが共同で実施してきた、キハダ研究の集大成について報告
● 現地の水産業関係者などに広く知ってもらい、今後のパナマでの水産業発展を目指す
● 世界で初めてキハダ稚魚を沖出しし、幼魚まで飼育することに成功している

【本件の概要】
本件は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の一環として実施されており、キハダの完全養殖を目指し、平成23年(2011年)よりパナマにて研究が進められてきました。最終年度となる今年の6月には、陸上の水槽で育成してきたキハダ稚魚を世界で初めて海上の生簀に移しました。現在は再びキハダ幼魚を陸上生簀に移しており、数年後の完全養殖を目指しています。

■日 時:平成27年(2015年)11月16日(月)10:00~16:40(現地時間)
■会 場:パナマ共和国 スミソニアン熱帯研究所
     ※公式HP:https://stri.si.edu/index.php(英語、スペイン語)
■対 象:パナマの水産業関係者、パナマシティ市民など約100人参加予定

※本件に関し、国内でも平成27年(2015年)12月19日(土)~20日(日)、東京海洋大学にて実施される国際シンポジウムにおいて、澤田がキハダ研究に関する報告を行います。詳細は別紙添付資料をご確認ください。

【関連リンク】
水産研究所 教授 澤田 好史
http://www.kindai.ac.jp/meikan/175-sawada-yoshifumi.html

関連URL:http://www.flku.jp/

【別紙】SATREPS 国際シンポジウム

【チラシ】SATREPS 水産養殖技術開発 研究プロジェクト ネットワーク