11/12(木)「東大阪モノづくり観光」の学生ガイドを担当 修学旅行の高校生に東大阪の町工場を紹介! 近畿大学経済学部
2015.11.06
- 経済
7月に実施した「東大阪モノづくり観光」での学生ガイドの様子
【本件のポイント】
● 実学教育の一環として、東大阪のモノづくりや地域経済についての学習成果を生かし、修学旅行生のガイドを行う
● 企業関係者や修学旅行生と触れ合うことで、コミュニケーション力の向上を目指す
● モノづくり観光に新しい価値を加えることで、地元の地域経済活性化に貢献する
【本件の概要】
東大阪では、ホテルセイリュウ(東大阪市上石切町)を拠点に、一般社団法人 大阪モノづくり観光推進協会によって「東大阪モノづくり観光」の取り組みが行われています。東大阪の町工場を観光資源とすることで、主に中学・高等学校の修学旅行を誘致し、町工場の見学ツアーを実施しています。
村上ゼミの学生は、修学旅行生のバスに同乗して、町工場の見学や体験の間に東大阪の地域経済や訪問企業の基本情報について説明を行います(工場内での説明は、各企業の社長や技術担当者が行います)。近大マグロをデザインしたTシャツを着用することで修学旅行生に関心を持ってもらい、積極的にコミュニケーションをとることを心がけています。
■日 時:平成27年(2015年)11月12日(木)8:30~12:00頃
■行 程:ホテルセイリュウ(大阪府東大阪市上石切町1-11-12) 8:30概要説明後出発
野田金属工業株式会社(東大阪市鴻池徳庵町) 10:10頃見学予定
日本化線株式会社(東大阪市高井田西) 10:30頃見学予定 他14企業
■学生ガイド:近畿大学経済学部 村上ゼミ学生8人
■修学旅行生:長野県内の県立高等学校の生徒273人・教員16人
※バス8台で行動し、1台につき学生ガイド1人が同乗します。
【本件の背景】
近畿大学経済学部の村上ゼミでは、平成24年度(2012年度)から、一般社団法人 大阪モノづくり観光推進協会の協力と指導の下で「モノづくり観光」について調査研究を進めてきました。協力企業や修学旅行関係者(中学・高等学校教員や保護者)等へのアンケートやヒアリング調査を行った結果、企業からの学生ガイドへのニーズは高く、また、旅行客側もモノづくり観光を高く評価しており、学生ガイドへの期待も大きいことが分かりました。
昨年までも学生ガイドとして関わってきましたが、本年度からは、3年生12人がガイド活動に本格的に取り組んでいます。
東大阪市は観光まちづくりの政策方針を打ち出しており、また着地型観光における地元ガイドの重要性も高まっていることから、今後、地元の近畿大学生によるガイド組織は東大阪の観光インフラとして重要な役割を果たす可能性があります。そうした将来を見据え、村上ゼミでは、学生ガイド組織の構築と継続的な運営を目指して活動していく予定です。
【「東大阪モノづくり観光」の実績】
近年、地域の資源を生かした着地型観光が注目されています。一般社団法人 大阪モノづくり観光推進協会が企画・運営する「東大阪モノづくり観光」はそのトップランナーであり、年間の参加者は約100件、5,000~6,000人、観光事業を開始した平成21年(2009年)からの累計では25,000人以上にものぼります。メディアでも多く取り上げられ、平成24年(2012年)には「JTB交流文化賞優秀賞」を受賞するなど、高い評価を受けています。
【村上ゼミの本年度のガイド実績】
7月 広島県の国立中学校
9月 島根県の県立高校
10月 福岡県の県立高校、新潟県の私立高校、京都府の私立高校
※本年度中に、計1,200人以上の修学旅行生のガイドを行う見込みです。
【関連リンク】
近畿大学経済学部 准教授 村上礼子
http://www.kindai.ac.jp/meikan/135-murakami-reiko.html