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7/1(水)「純米生貯蔵酒 平群」新発売! 奈良県平群町×八木酒造(株)×近畿大学農学部

2015.06.25

純米生貯蔵酒 平群

近畿大学農学部(奈良県奈良市)、奈良県平群町、八木酒造株式会社(奈良県奈良市)による産学官連携の新商品「純米生貯蔵酒平群」を、平成27年(2015年)7月1日(水)から販売します。

7月3日(金)には、「アグリビジネス実習」の授業でこの商品にかかわっている近畿大学の学生が、店頭販売を実施します。

【本件のポイント】
● 産学官連携による特産品として、これからの季節によくあう「純米生貯蔵酒 平群」を300本限定で新発売
● 農学部の学生が、原料米の生産からラベルのデザイン、商品の販売促進活動まで協力し、農業の6次産業化を学ぶ

【本件の概要】
近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を開設しており、その一環として3年生を対象に「アグリビジネス実習」の授業を行っています。この実習では、奈良県生駒郡平群町の耕作放棄地を再生した圃場において、農作物の作付けから栽培、管理、収穫、そして加工や販売までを一貫して学んでいます。

昨年11月、奈良県平群町、八木酒造、近畿大学農学部の産学官連携による「純米大吟醸平群」「純米酒 平群」が誕生しました。この度、シリーズ第2弾として「純米生貯蔵酒 平群」を発売します。この商品では、アグリビジネス実習の受講学生が、原料米(ヒノヒカリ)の生産やラベルのデザイン、商品の販売促進活動に協力しています。

【学生による店頭販売の概要】
実 施 日:平成27年(2015年)年7月3日(金)14:00~15:00
場  所:道の駅 大和路へぐりくまがしステーション(奈良県生駒郡平群町平等寺75-1)
商  品:純米生貯蔵酒 平群(720ml) 1,200 円(税別)
実施内容:「アグリビジネス実習」を受講している近畿大学農学部の学生たちが、授業の一環として道の駅の店頭でお客様に商品をご紹介し、販売します。

【商品説明】
農業は奈良県平群町の基幹産業の一つであり、都市近郊の立地を生かして、特に小菊やバラ、イチゴ、ブドウなどの花きや果樹の生産が盛んに行われています。しかし、担い手不足などの問題により、近年、町内の遊休農地は拡大の傾向にあります。このような状況を改善する方策の一つとして、平成26年(2014年)に、平群町、八木酒造株式会社、近畿大学農学部の産学官連携のもと、町内の遊休農地を活用して栽培・収穫した奈良県の奨励品種である食用米「ヒノヒカリ」を100%使用した日本酒「純米大吟醸 平群」と「純米酒 平群」の販売を開始しました。

今回発売する「純米生貯蔵酒 平群」は、その日本酒「平群」シリーズの第2弾です。平群町の遊休農地を再生して丹精に育てたヒノヒカリを精白し、世界遺産「春日山原始林」の山麓、通称「清水通り」の地にて清冽な地下水でじっくりと発酵させました。純米酒の持つ米の旨みと辛口の生貯蔵酒の爽やかな飲み口は、暑い季節のさっぱりとした料理に最適です。冷蔵庫でキリリと冷やしてお召し上がりください。

 酒類種別     清酒 純米酒
 商品名      純米生貯蔵酒 平群
 容量(ml)    720ml
 アルコール度数  13度 日本酒度 +6
 原材料      米(国産)・米麹(国産米)
          ※平群町産ヒノヒカリ100%使用
 販売価格(税別) 1,200円

企   画:平群町、協力:近畿大学農学部、醸造元:八木酒造株式会社
発 売 日:平成27年(2015年)7月1日(水)
販売本数:300本(限定)
主な取扱店:平群町内の酒販店、道の駅 大和路へぐりくまがしステーション

〈商品に関するお問い合わせ先〉
平群町観光産業課 商工・観光係 担当:寺口、長谷川 TEL(0745)45-1017

【八木酒造について】
八木酒造は、奈良県奈良市高畑町に本社を置く造り酒屋で、清酒造りでは過去2度にわたり全国新酒鑑評会"金賞"を受賞しています。平群町の特産品として、「へぐりの芋焼酎"里の恵"」や、梅酒全国制覇利き酒大会2014スタンダード部門10位入賞の「七福神梅酒」などを手掛けた実績もあり、日本酒「平群」の製造をお願いすることになりました。

【アグリビジネスマイスター認定制度】
時代の流れとともにアグリビジネス(農業関連産業)の形態も大きく変わってきました。作物を作って終わりではなく、「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」への発想の転換が、農業にも求められてきています。

そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を平成23年(2011年)4月に開設しました。生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学習し、課程修了後にマイスターの称号が近畿大学農学部から与えられます。特徴的なカリキュラムとしては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習などが挙げられます。平成23年度入学生より認定を開始しており、平成25年度は28人の学生、平成26年度は18人の学生が認定されました。

ビジネスモデルの構想能力や地域産業とのコーディネート能力を磨くとともに、農業の6次産業化(農業などの1次産業が生産だけでなく、加工や流通・販売を手がけること)の先進事例について学ぶため、農業法人での実習も実施します。現場に足を運び、事業の実際を肌で感じることで、構想企画能力なども養います。

関連URL:http://nara-kindai.unv.jp/