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6/30(火)「ひらめきを形に!設計が変わる新しいモノづくり」国家プロジェクト次世代型産業用3Dプリンタシンポジウム開催 近畿大学工学部

2015.06.24

  • 研究所

TRAFAM

近畿大学(大阪府東大阪市)学長の塩﨑均と、工学部(広島県東広島市)ロボティクス学科教授の京極秀樹(材料工学専門)は、平成27年(2015年)6月30日(火)に東京のTKPガーデンシティ竹橋で開催される、技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(以下:TRAFAM)主催のシンポジウム「ひらめきを形に!設計が変わる新しいモノづくり」にて基調講演と研究成果発表を行います。

【本件のポイント】
●医師である本学学長の塩﨑均が、医療分野から見た3Dプリンタ開発への期待について講演
●国家プロジェクト「TRAFAM」リーダーの工学部教授・京極秀樹が次世代型産業用3Dプリンタについて研究成果を発表

【本件の概要】
TRAFAMが、「国民との科学・技術対話」の一環として関係機関と協調して「ひらめきを形に!設計が変わる新しいモノづくり」シンポジウムを開催します。本学からは、医師で学長の塩﨑均と工学部ロボティクス学科教授の京極秀樹が出席し、基調講演と研究成果発表を行います。

塩﨑は、平成20年(2008年)から4年間、本学医学部長を務めた経験に基づいて、医療分野における3Dプリンタ実用化への期待について講演します。

また、京極は経済産業省から平成26年(2014年)度「三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム(次世代型産業用3Dプリンタ技術開発及び超精密三次元造形システム技術開発)」を実施する委託先として選定された「TRAFAM」のプロジェクトリーダーに就任しています。今回はその研究の中で得た新たな成果を発表します。

■日  時:平成27年(2015年)6月30日(火) 10:00~17:25
■会  場:TKPガーデンシティ竹橋(2階)大ホール
      (東京都千代田区一ツ橋1-2-2、東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口徒歩1分)
■対  象:一般の方(入場無料、定員200人※定員に達したため受付終了)
■お問合せ:シンポジウム事務局 TEL(03)5224-4511(奥田・森)

【塩﨑 均 プロフィール】
役  職:近畿大学学長
学  位:医学博士
専  門:上部消化管外科
研究内容:食道癌に関する手術、化学療法、放射線療法の位置付け。頚部食道癌における喉頭温存術(声を残す手術法)。胃癌に対する手術+化学療法、放射線治療の併用の可否について研究。
著  書:『天を敬い 人を愛し 医に生きる』など

【京極 秀樹 プロフィール】
所  属:近畿大学大学院システム工学研究科・教授、工学部ロボティクス学科教授、
     次世代基盤技術研究所・3D造形技術研究センター長TRAFAMプロジェクトリーダー
学  位:工学博士
研究内容:レーザー積層造形技術開発に関する研究。粉末冶金法による形状記憶合金等機能性材料開発に関する研究。金属粉末射出成形技術開発
著  書:『機械技術者のための材料加工学入門』など

【国家プロジェクト「TRAFAM」について】
本プロジェクトは、日本のものづくり産業がグローバル市場において持続的かつ発展的な競争力を維持するため、平成26年(2014年)度から5年間の予定で、三次元積層造形技術や金属等の粉体材料の多様化・高機能複合化等の技術開発、鋳造技術の開発等の革新的技術開発を行い、平成30年(2018年)にも最高水準の3Dプリンタの開発をめざすものです。

金属粉体の3Dプリンタは大半が海外製ですが、このプロジェクトは、近畿大学の他、全て日本の企業・団体(ビーム光源メーカー、積層造形装置メーカー、金属粉原料メーカー、航空・宇宙関連メーカー、医療機器メーカー、自動車関連メーカーなど)で構成されます。近畿大学は、広島キャンパスにある次世代基盤技術研究所(広島県東広島市)を装置開発のための研究拠点とし、企業とともにレーザービーム積層造形装置の基盤技術開発にあたります。今回のプロジェクトを通して、材料価格の低減、メンテナンス対応、設計ノウハウの流出防止が可能になるものと考え、3Dプリンタ関連の知的財産権や国際標準化への対応、人材育成にも取り組んでいます。

関連URL:http://www.hiro.kindai.ac.jp/index.html