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入学試験で英語外部試験(4技能)を活用 英語外部試験の得点・資格によって3段階の「みなし得点」を導入 近畿大学国際学部(平成28年4月開設予定(設置届出中))

2015.06.16

  • 国際

得点基準

近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)4月に開設予定(設置届出中)の国際学部において、英語外部試験を活用した入試を実施します。

【本件のポイント】
● 国際学部の公募制推薦入試で、英語外部試験による3段階の「みなし得点」を導入
●「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能に長けた学生を積極的に受け入れる

【外部試験利用制度の概要】
実施学部:国際学部国際学科 グローバル専攻、東アジア専攻
対  象:公募制推薦入試
募集人員:グローバル専攻161人、東アジア専攻15人(推薦入試)
試 験 日:平成27年(2015年)11月21日(土)・22日(日)※試験日自由選択
試験科目:英語(100点)+国語(100点)= 2科目200点満点
 ※本学が指定する英語外部試験の得点・資格を「英語」の得点に換算し、合否判定を受けることが可能。
  近畿大学の試験科目「英語」を受験する必要はないが、受験した場合はどちらか得点の高い方を採用。
外部試験:TOEFL iBT、TOEIC、IELTS、GTEC for STUDENTS、GTEC(CBT)、TEAP、実用英語技能検定
得点基準:添付画像を参照
※入試に関する詳細は、9月発行の「平成28年度入学試験要項」で公表します。

【英語外部試験活用の現状】
現行の高等学校学習指導要領では、英語教育における「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能の育成を目指すとしており、大学入試においても4技能の適切な評価が求められています。このような英語教育改革の流れに沿って、英語外部試験の活用が進んでいます。

今年度、上智大学が、日本英語検定協会と共同で開発したアカデミック英語能力判定試験「TEAP」の基準点クリアを出願の条件として、英語の試験を行わない「TEAP利用型入試」を実施しました。また国際教養大学では、指定した英語外部試験で基準点をクリアすれば英語を満点と換算して合否判定を行う「みなし満点」を導入しています。来年度入試からは、青山学院大学、法政大学などが、英語外部試験を活用した入試を導入予定です。

【「みなし得点」について】
本学が導入する「みなし得点」は、指定した英語外部試験の得点・資格を本学の入試の「英語」の得点に換算して合否判定を行うものです。得点・資格のレベルに合わせて100点、90点、80点と換算する得点に幅を持たせていることが特徴であり、帰国子女以外でも努力次第で挑戦可能なように得点を設定しています。また、「みなし得点」を通常試験と並行して実施することで、英語4技能の能力が高い学生が有利になる制度になっています。

文部科学省の英語教育の在り方に関する有識者会議の委員であり、東進ハイスクール英語講師の安河内哲也氏は、「AO入試のような特殊な入試以外で『みなし得点』が導入される例はあまりない。『みなし満点』ではなく『みなし得点』にすることで対象者が広がり、多くの受験生が英語外部試験利用制度に挑戦できる」とコメントしています。

【近畿大学国際学部】※設置届出中
開設時期:平成28年(2016年)4月
開設場所:近畿大学東大阪キャンパス(東大阪市小若江3-4-1)入学定員:500人
学科構成:国際学科 グローバル専攻、東アジア専攻(中国語コース、韓国語コース)
特  徴:(1)語学・グローバル人材育成企業であるベルリッツコーポレーションと連携
     (2)学部の学生全員が1年次後期から1年間、海外に留学
     (3)15人以下の少人数制による語学教育を徹底

【グローバル化に向けた全学的取り組み】
本学では、国際学部の開設を機に、全学的なグローバル化への取り組みを強化しています。海外協定校は昨年5月時点で15ヶ国・地域41大学だったものが、今年6月現在では世界28ヶ国・地域100大学と倍増しています。

また、全学的なグローバル化への決意を込めて、平成28年(2016年)4月1日には、近畿大学の英語名称を、現在の「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更します。

関連URL:http://kindai.jp/academics/international.html

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