6/1（月）発売 世界初の油彩製品「アロマトリエシリーズ」近畿大学×ホルベイン工業（株）
2015.05.26
機能性アロマ配合画用液
【本件のポイント】
● 特許技術を組み込んだ世界初の機能性アロマ配合画用液を発売
● 画用液により作家のアトリエ空間をデザインし、イキイキとした創作活動を支援
【本品の特徴】
本品は大学発特許技術が組み込まれた、機能性アロマ配合の画用液です。画用液は、油絵を描く際に、油絵具などに加えて粘りや伸びの調整に使用します。今回、その画用液に機能性アロマを配合することにより、通常の画用液に比べて清々しい空気感とさわやかな香りが漂い、描画中のアトリエを快適な空間に導き、イキイキとした創作活動を支援します。
■発売日：平成27年（2015年）6月1日（月）
■発売方法：ホルベイン工業株式会社を販売元とし全国取扱い店舗およびネット販売
■お問合せ：ホルベイン工業株式会社 TEL：（06）6191－7722
■商 品（1）：「アロマトリエ ターペンタイン［揮発性油］」（90ml）
価 格：1,850円（税別）
成 分：精製テレビン油、機能性アロマ
用 途：油絵具、溶き油などに加え溶解や希釈に用い粘りとのびの調整ができます。
■商 品（2）：「アロマトリエ ペンチングオイル［高級調合溶き油］」（90ml）
価 格：2,250円（税別）
成 分：精製重合アマニ油、天然樹脂、溶剤、乾燥剤、機能性アロマ
用 途：油絵具と混ぜ、下描きから仕上げまで使用できます。筆伸びを良くし、乾燥を速くして、描画面は天然樹脂特有のつやを保持します。
【機能性アロマとは】
特定の機能を有する植物由来の揮発性物質を含むエッセンシャルオイルです。本機能性アロマには、特許技術や原著論文で実証されているように、神経伝達物質アセチルコリン（ACh）の調整機能（特許第4878748号※1）や、アミロイドβタンパク質生成に関わる酵素（BACE1）をコントロールする働き（特許第5467795号※2）が期待されています。
※１．特許第4878748号（原著論文：J. Agric. Food Chem., 53(5) 1765-1768,2005.）痴呆などには、神経伝達物質アセチルコリン濃度の減少がみられます。アセチルコリンエステラーゼ（AChE）はアセチルコリンを分解し、失活させる酵素です。本製品はこの酵素の働きを制御することにより物忘れなどの進行を抑える働きが期待されています。
※２．特許第5467795号（原著論文：Phytother. Res., 24 510-513,2010.）痴呆などでは、脳内での老人斑（アミロイドβタンパク質）の蓄積が知られています。本製品はBACE1酵素を選択的に抑制する働きが期待さ
れています。
【理工学部 宮澤三雄教授 プロフィール】
1977年 近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士課程修了（工学博士）
1977年 近畿大学理工学部 勤務
1985年 米国ミシガン州立大学 博士研究員
1998年 近畿大学理工学部/大学院総合理工学研究科 教授（現職：香料化学、天然物化学）
1998年 香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会（TEAC）代表理事
2008年 日本香粧品学会 評議員
2012年 近畿大学共同利用センター センター長
2013年 公益社団法人日本油化学会 会長
【近畿大学概要】
学 長：塩﨑 均
本部所在地：〒577-8502 大阪府東大阪市小若江３－４－１
沿革・研究教育分野：1925年（大正14年）創立の大阪専門学校と、1943年（昭和18年）創立の大阪理工科大学を母体として、1949年（昭和24年）に設立された「医学から芸術まであらゆる分野を網羅した日本屈指の総合大学」です。理系学部を多く有し、建学の精神のひとつである「実学教育」が高い評価を受け、科学研究費採択件数、受託研究費実施件数とも増加しています。特に民間企業からの受託研究実施件数は221件と全国1位（※）であり、「近畿大学リエゾンセンター」という専門部署が企業と研究者のマッチングを行い、産学連携が円滑に行われています。
（※）出典：文部科学省「平成23年度 大学等における産学連携実施状況」について」
【ホルベイン工業株式会社概要】
代表取締役社長：川見良夫
所在地：〒542-0064 大阪府大阪市中央区上汐2丁目2番5号
沿革・事業内容：創業1900年以来、油絵具やアクリル絵具、透明水彩絵具、不透明水彩絵具、ドローイングインク等の絵画材料の供給を行う日本のブランドです。また、画家を目指す学生に画材を提供する「ホルベイン・スカラシップ（奨学制度）」などの社会貢献活動も行っています。