4/28（火）～5/10（日）近大マアナゴを広島三越GWイベントで提供！近畿大学水産研究所富山実験場
2015.04.23
近大マアナゴ鉄板焼
【本件のポイント】
● 天然魚よりも約2倍も脂がのった、美味しくて安心安全な近大マアナゴ
● 富山湾水深100m層の清冷な海水を活用して温度調整し、効率のよいマアナゴ養殖に成功
● ゴールデンウィーク特別メニュー「近大マアナゴ鉄板焼」を提供
【本件の概要】
近畿大学水産研究所富山実験場は、平成23年（2012年）から富山湾水深100m層の清冷な海水を利用してマアナゴの養殖に取り組み、昨年から成魚の本格出荷を開始しました。
今回提供するのは、平成26年（2014年）5月から天然稚魚を飼育して200ｇ以上の出荷サイズに成長させた、脂がのった美味しい近大マアナゴです。天然マアナゴの漁獲量が減少する中で、富山実験場の近大マアナゴは天然魚よりも約2倍も脂がのった、安心安全で美味しい国産の養殖マアナゴとして注目されています。
あなご料理で知られる宮島の人気店「あなご処さくら庵城山」には、昨年から近大の養殖マアナゴを提供しており、お客様にもご好評をいただいています。今回は、広島三越の特設会場でゴールデンウィークの特別メニュー「近大マアナゴ鉄板焼」を提供します。
■日 時：平成27年（2015年）4月28日（火）～5月10日（日）10：30～19：30
■会 場：広島三越8階特設会場（広島県広島市中区胡町5-1）
三越「おいしい」コレクション 「あなご処さくら庵城山」
■メニュー：近大マアナゴ鉄板焼 2,268円（税込）
■お問合せ：あなご処さくら庵城山 Tel.090－8358－2265（城山）
【本件の背景】
近畿大学水産研究所は、平成16年（2004年）から和歌山県の白浜実験場において、アナゴの中で最も一般的に食用とされているマアナゴの研究を開始しました。通称“ノレソレ”と呼ばれる透明の天然幼魚から飼育し、およそ1年で成魚に育てることに成功しましたが、夏期の高水温に弱く和歌山では周年飼育が困難であることがわかりました。
そこで、平成23年（2012年）から研究拠点を富山実験場に移し、富山湾水深100m層の清冷な海水を使用することで商品サイズまでの養殖に成功しました。平成24年（2013年）には初めて成魚を出荷し、富山大学附属病院（富山県富山市）に病院食の食材として提供するなどの実績があります。
現在は、成魚をさらに親魚に育てて卵を得て種苗生産する完全養殖を目指して研究を続けています。近年、マアナゴの漁獲量は急激に減少しており、瀬戸内海では1995年に5,877トン獲られていたものが2013年1,153トンと5分の1に減少しています。このような中で、完全養殖技術の確立は非常に重要であり、さらなる安定供給に向けた取り組みに期待が集まっています。
【あなご処さくら庵城山】
宮島口に本店を構え、宮島名物の味を堪能できる人気のあなご料理専門店。
昨年から近畿大学水産研究所富山実験場の養殖マアナゴを食材として使用している。
本 店：広島県廿日市市宮島口1-10-7
Tel.（0829）56-4901
そごう広島店：広島県広島市中区基町6-27 広島センタービルB2F
Tel.（082）512-7964