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近畿大学東大阪キャンパス整備計画「超近大プロジェクト」始動!

2014.07.18

近畿大学東大阪キャンパス整備計画・完成イメージ(鳥瞰)

近畿大学(大阪府東大阪市)は平成32年(2020年)の完成を目指し、東大阪キャンパスの大規模整備を行います。本学の新たなシンボルとなるタワー棟(地上11階・高さ57m)、3学部(法学部、文芸学部、外国語・国際系学部<名称未定>)の新校舎及び従来の機能を一新した図書館などを建設いたします。
さらには、グローバル機能を集約した『インターナショナルフィールド』、日本最大規模の座席数を備え、24時間対応の自習室が核となる『ナレッジフィールド』、社会の窓口となる機能(産学連携・就職支援・卒業生・地域)に特化した『オープン・キャリアフィールド』、学生・教職員の交流の場となる食堂・カフェ・ラウンジ『アメニティフィールド』、といった4つの『フィールド』を創り出します。本整備は平成37年(2025年)に迎える大学創立100周年を見据え近畿大学史上最大規模の約400億円を投じ、日本でも屈指の教育・研究環境を誇るキャンパスとなります。
本計画においては、多分野の知をまたいで関係性をつなぐ「編集工学」を創始し、情報編集や日本文化研究の多様な実績でも知られる(株)編集工学研究所 所長の松岡正剛氏をスーパーバイザーとして迎え、大学の概念に囚われない斬新なアイデアで、計画に参画して頂きます。本学としても松岡氏と協働しこれまでにないキャンパス作りを「近大は近大を超える!」をキャッチフレーズとし、「超近大プロジェクト」を推進して参ります。

【ポイント】

●近畿大学史上最大の約400億円を投じた大規模なキャンパス整備計画です。
●自習室(2,400席)を24時間開放することにより、いつでも学べる環境を整えます。
●松岡正剛氏を起用し、本学の実学の精神である「実学」と松岡氏の「編集工学」をMIXさせた全く新しい図書館スペースを創造します。


【東大阪キャンパス整備概要】

名  称 : 近畿大学東大阪キャンパス整備計画
所 在 地 : 大阪府東大阪市小若江3-4-1
工  期 : 平成25年(2013年)9月~平成32年(2020年)3月
総事業費 : 約400億円
延床面積 : 約85,000m2
構  造 : 鉄骨構造 (I期工事)
設計事務所 :(株)NTTファシリティーズ 
         (文芸学部新棟、外国語・国際系学部<名称未定>棟、図書館棟、
          インターナショナルフィールド、ナレッジフィールド、
          オープン・キャリアフィールド、アメニティフィールド等)
       (株)安井建築設計事務所(法学部新棟)


【工事スケジュール(予定)】
 
平成26年(2014年) 9月  文芸学部新棟完成
平成27年(2015年)10月  法学部新棟完成
平成28年(2016年) 4月  外国語・国際系学部(名称未定)棟完成
平成29年(2017年) 4月  図書館棟、インターナショナルフィールド、ナレッジフィールド、
              オープン・キャリアフィールド、アメニティフィールド完成<I期工事完了>
平成30年(2018年) 9月  実験・実習棟、語学棟、食堂完成<II期工事完了>
平成32年(2020年) 3月  整備計画終了

【背景】

本学は平成13年(2001年)から東大阪キャンパス整備を推進しており、この10年で、総合社会学部新棟、薬学部新棟建設など多くの新棟建設をしてきました。一方で本館(事務棟)や一部校舎が老朽化しており、順次建て替えを今後10年計画で予定しておりましたが、工期を半分の5年に縮め、計画中の校舎を集中的かつ総合的に建設することになりました。


【東大阪キャンパス概要】

東大阪キャンパスは、6つあるキャンパスの中で最も大きく、面積469,280.93m2(甲子園球場約12個分)と広大な敷地を有し、学生数約2万2千人(大学全体では約3万1千人)文系5学部(法学部、経済学部、経営学部、文芸学部、総合社会学部)、理系3学部(理工学部、建築学部、薬学部)と短期大学部を持つキャンパスです。
文系・理系の学生が同じキャンパスで学ぶ活気あるキャンパスで、クラブ活動も盛ん。水上競技部、洋弓部などオリンピックでメダリストも多く輩出しています。また、総合大学にはめずらしく大阪市内から大学の最寄駅まで約10分の距離であり、就職活動等にも大変便利な場所にあります。


【東大阪キャンパスの歩み(抜粋)】

大正14年(1925年) 大阪専門学校設立
昭和13年(1938年) 本館改築(初の鉄筋コンクリート3階建 1,421m2)竣工
昭和18年(1943年) 大阪理工科大学設立認可
昭和24年(1949年) 新学制により近畿大学設立
昭和30年(1955年) 大学第1期校舎(15号館北1,447m2)竣工
昭和31年(1956年) 大学第2期校舎(15号館中央2,998m2)竣工
昭和33年(1958年) 大学第3期校舎(15号館南2,006m2)竣工
昭和37年(1962年) 大学第4期校舎(17号館南2,148m2)竣工
昭和38年(1963年) 大学第5期校舎(17号館北1,735m2)竣工
昭和39年(1964年) 大学第6期校舎(18号館4,390m2)竣工
昭和39年(1964年) 大学第7期校舎(19号館2,072m2)竣工
昭和41年(1966年) 薬学部校舎前期(16号館6,049m2)竣工
昭和42年(1967年) 商経学部校舎(21号館18,952m2)竣工
昭和43年(1968年) 33号館校舎(10,135m2)竣工
昭和45年(1970年) 学生クラブセンター(7,933m2)竣工
昭和46年(1971年) 記念会館(15,041m2)竣工
昭和57年(1982年) 学生クラブセンター屋内プール増築工事(50m公認プール・8コース)(2,958m2)竣工
昭和57年(1982年) 理工学部31号館増築工事(4,238m2)竣工
昭和62年(1987年) 近畿大学11月ホール(16,238m2)竣工
平成 元年(1989年)  文芸学部10号館(5,861m2)竣工
平成 5年(1993年) 20号館増設(2,162m2)竣工
平成 8年(1996年) A館文芸学部棟(8,833m2)竣工
平成16年(2004年) B館法科大学院・経済学部棟(17,729m2)竣工
平成18年(2006年) 英語村〔E-CUBE〕(401m2) 竣工
平成19年(2007年) 38号館理工学部・薬学部棟(22,318m2)竣工
平成22年(2010年) G館総合社会学部棟(9,080m2)、ブロッサムカフェ(2,377m2)竣工
平成23年(2011年) 39号館薬学部棟(13,415m2)竣工
平成25年(2013年) 記念会館別館棟(1,344.53m2)竣工


【各建物の機能】

●図書館棟 <地上2階 鉄骨造 延床面積:8,500m2>

小部屋"実学セル″が25カ所ほどランダムに配置され、学生は自由に語り、学び、情報を発信します。実学セルは図書館の機能を持ち、それぞれの合計で6万冊のKEY BOOK(本のセレクトショップに置いてあるような洗練された本)を用意し、学生の知的好奇心をかき立てます。この空間はオール近大として取り組む、21世紀型の社会的諸問題に立ち向かう「選抜型プロジェクトセル」です。
「近大マグロ」「バイオコークス」に続く、本学にしかできない課題解決策を導き出す空間となります。

■アメニティフィールド

<地上3階 鉄骨構造 延床面積:3,000m2>
1F・2Fは開放的な空間のカフェ、3Fは教職員・来客用のラウンジとなっており、ゆったりとした空間での語らいを提供するフィールドです。

■インターナショナルフィールド

<地上11階 鉄骨構造 延床面積:17,000m2>
語学センター、国際交流室が一体運営され、留学生・外国人講師・在学生から地域住民まで多様な人々が利用する異文化・異業種の出会いの場です。この施設を中心として、本学は全学的にグローバル人材の育成に取り組んでいきます。

■ナレッジフィールド

<地上5階 鉄骨構造 延床面積:6,500m2>
日本最大級の2,400席を有する自習室です。
24時間使用することが可能で、学生の学びをサポートします。
学習風景が可視化できる構造で、他の学生の学習意欲を刺激します。


■オープン・キャリアフィールド

<地上2階 鉄骨構造 延床面積:3,500m2>
オープンフィールドは従来からある11月ホールと対象的な発信型オープンホール。一部ガラス張りの仕様で、300人収容でき、学生演奏などキャンパスへ発信するホールです。また地域住民にも開放されます。
キャリアフィールドは2階に位置し、本学の開かれた社会ネットワークを拡充し、キャリアセンター、校友課、リエゾンセンターがコラボ。社会に開かれた空間です。



【キャンパス整備に伴う新棟】


■文芸学部新棟

<平成26年(2014年)9月竣工予定>
地上 3階 鉄骨構造 延床面積:4,307.99m2

東大阪ものづくり企業との連携、文芸学部との協働によるデザインにより、文芸学部の新たな教育環境として、クリエイティビティを刺激するポップで開かれた工房を創出します。

■法学部新棟

<平成27年(2015年)10月竣工予定>
地上5階 鉄骨鉄筋コンクリート構造
延床面積:10,059.2m2

水平方向のデザインを展開し、ストリート側はガラス張りで内外の連続性を感じさせる造りです。
グループ学習しやすい空間や廊下全体をホワイトボードにするなど、学生がアクティブに学べる空間を創出します。

■外国語・国際系学部棟(名称未定)

<平成28年(2016年)4月竣工予定>
地上4階 鉄筋コンクリート構造
延床面積:11,000m2

少人数の語学教育環境を備え、学生が多様な国際性を感じられる環境を整備します。英語村E3〔e-cube〕やインターナショナルフィールドと連携し、全学のグローバル化推進を牽引します。

※建物名称・工期・総事業費等は予定であり、変更する場合があります。 

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/07/post-617.html