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「臨床心理士」をめざす大学院生のための実習教育の場 近畿大学心理臨床・教育相談センターを開設

2014.04.23

  • 大学院
近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成26年(2014年)4月、東大阪キャンパス内に「心理臨床・教育相談センター」を開設し、大学院総合文化研究科心理学専攻の臨床心理学コースで学ぶ大学院生の実習教育の場として、本日より学外の来談者に対する臨床心理相談業務を開始いたしました。

【本件のポイント】

● 臨床心理士の資格を持つ教員・相談員と大学院生が学外の方のカウンセリングを行う
● 子供の発達・育児、学校生活、対人関係、性格・健康などについて相談可能

【本件の概要】

本学では今春、大学院を改組して総合文化研究科を開設し、「臨床心理士」を養成するための心理学専攻臨床心理学コースを設置しました。それに合わせて、心理臨床的な実践方法を学ぶ実習教育のための施設として「心理臨床・教育相談センター」を開設します。大学院生が学外の方の相談をうけることで、実践的な教育・研究の場としてはもちろん、研究を社会に還元する社会貢献の場としても活用したいと考えています。

【開設時間・料金等】

■開設時間 : 火、水、木(祝日休) 10:00~12:00・13:30~16:00
■場  所 : 近畿大学東大阪キャンパス内
■申込方法 : 電話による完全予約制
        受付時間 : 9:00~12:00・13:00~17:00
        TEL(06)4307-3105(心理臨床・教育相談センター)
■相談料金 : 個人面接...3,000円(初回90分前後、2回目以降50分前後)
        グループ...1人につき1,000円(50分前後) 心理・発達検査...3,000円
        キャンセル料...1,000円(当日の場合) 文書料...1,000円(1通につき)

【相談内容】

・学校生活に関すること
 学校や幼稚園に行けない、いじめ、仲間には入れない(友人関係)、非行、進路など
・発達・育児に関すること
 発達の遅れ、子育てについての不安や悩み。子どもの接し方がわからないなど
・対人関係に関すること
 不安を感じる、抑うつ気分、人と接するのが怖い、夫婦関係、職場での悩みなど
・性格・健康に関すること
 無気力、不安を感じる、イライラする、やる気が起こらないなど

【センター長コメント】

本学では、この春、行動や心について、多様な視点から捉え、研究に必要な科学的方法や態度を身につけた学生が、さらに実学としての心理的な援助の知識や技術を身につけることのできる臨床心理士養成のための大学院を設置しました。そこで本日、実践力を持った学生を育てるために大学院生の教育実習施設である「心理臨床・教育相談センター」を開設できたことは、「実学教育」という建学の精神からしても意義のあることだと考えます。 臨床心理士は、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて人間の"こころ"の問題にアプローチする"心の専門家"です。「心理臨床・教育センター」では、相談員が学外の方を対象に、子どもさんの学校生活、発達・育児、対人関係、性格・健康などについて幅広くの相談をお受けします。 また、当センターは、実習教育施設ですので、大学院生、研修生が教員、相談員の指導のもとに担当することがあります。相談においては、個人の秘密は厳守されますのでご安心ください。相談内容によっては、当センターではお受けできないこともあります。必要に応じて医療機関との連携や他機関への紹介も行います。

                          心理臨床・教育相談センター長 岸本陽一

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/04/post-572.html