3/23(日)近畿大学 "オール近大" 川俣町復興支援プロジェクト報告会開催
2014.03.22
- 社会連携
本学は、13学部48学科を擁する総合大学としての研究力を生かし、総力を挙げて東日本大震災に伴う原発事故により現在も一部地域が避難指示解除準備区域に指定されている川俣町の早期復興を「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」として支援してきました。
報告会では平成25年度に本プロジェクトとして実施してきた「除染」「心身ケア」「産業振興」の3つの活動内容について町の方々へ報告するとともに、次年度に向けた情報交換を行います。 今回の報告会を機に、これまで以上に町の方々の意見に寄り添った効果的な復興支援を行うことで、一日も早い復興実現を目指します。
"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト報告会 概要
■ 実施日: 平成26年(2014年)3月23日(日)
■ 時 間: 14:00~17:00(開場13:30~)
■ 場 所: 川俣町中央公民館大ホール(福島県伊達郡川俣町字樋ノ口11番地)
■ 対 象: 近畿大学"オール近大"川俣町復興支援プロジェクトメンバー、川俣町の方々
"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト報告会 式次第
1.開 会
2.近畿大学挨拶(東日本大震災復興支援室長 伊藤 哲夫)
3.町長挨拶(川俣町長 古川 道郎 氏)
4.活動報告(1)除染グループ(近畿大学原子力研究所教授 山西 弘城 他)
*除染および除染廃棄物の減容化に関する研究成果報告
5.活動報告(2)心身ケアグループ(近畿大学医学部教授 細野 眞 他)
*ガラスバッジによる線量評価報告、震災ストレスとメンタルケア
6.活動報告(3)産業振興グループ(近畿大学農学部 農業生産科学科教授 林 孝洋 他)
*町のビニルハウスで栽培したトマト、イモ、ハーブ等について
7.質疑応答
8.閉 会
9.情報交換会 *閉会後、小グループに分かれて町の方々と情報交換をおこないます。
◆ 「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」平成25年度の主な活動について
<除染グループ>
土壌・植物等に含有される放射性セシウム濃度測定/落ち葉および土壌からの放射性セシウムの溶出/バイオコークス技術を用いた除染廃棄物の減容化/ガンマ線遮蔽塗料の開発と保管・運搬用コンテナの製造/農業土木的手法による除染とため池調査/ゼオライト(もしくはグラウコナイト)入りのコンクリートによるセシウム吸着/シアノバクテリアを用いた、放射性セシウム除染/セシウム除染作業機のロボット化に向けた除染電極デバイスおよび光合成細菌散布デバイスの試作と実証実験への準備
<心身ケアグループ>
ガラスバッジによる線量評価報告/災害ストレスとメンタルケア
<産業振興グループ>
施設園芸による新規ブランド野菜・花卉の創生/サツマイモの空中栽培 による生産とこれを利用した児童への食育・環境教育/特産品を使ったオリジナルメニューの開発/食農観光資源(養蚕,機織など)の新たな組合せと商品開発