近畿大学医学部・樫田博史教授をカザフスタン医療交流推進セミナーに派遣
2013.10.22
- 近大病院
本セミナーは、医療大国日本の医療技術・医療機器・サービスの認知度向上を図るもので、カザフスタンの国立がん放射線研究所にて開催され、日本とカザフスタンの医療者の講演・治療実演等が予定されています。樫田教授は、消化器内視鏡によるがん診断および治療について講演を行うほか、大腸内視鏡による実技指導も行います。政府が推進する健康・医療戦略のうち、医療の国際展開を担う中核的な機関であるMEJは、海外において日本が誇る先進医療の紹介セミナーを定期的に開催しており、日本の医療機関・企業と相手国との橋渡し役となり、多層的な協力体制の構築に尽力しています。
日本とカザフスタンの間では、共同でカザフスタンに「高度がん診断センター」の設置を検討するプロジェクトが進行しており、両国の医療分野におけるより密接な関係構築が望まれます。
本学においても今後、医師派遣の協力に留まらず、消化器内科教室および泌尿器科を中心に、外国人患者の受入体制をMEJの協力の下で整備します。また、本学が持つ高い治療技術を生かして海外の医師及び学生を対象にした研修体制を整え、国際医療現場で活躍できる人材の育成を目的に、海外医療機関・医療従事者との交流を積極的に行っていく予定です。
日カザフスタン医療交流推進セミナー開催概要
■日 程 : 平成25年(2013年)10月22日(火)~23日(水)
■会 場 : カザフスタン国立がん放射線医学研究所(カザフスタン・アルマトィ市)
■プログラム : セミナー 10月22日(火) 14:00~17:00
内視鏡実技講習 10月23日(水) 9:00~16:00
※樫田教授関連のみ
【樫田博史プロフィール】
近畿大学医学部内科学教室(消化器内科部門)教授。1983年京都大学医学部卒業。1983年神戸市立中央市民病院で内科研修医として勤務。神戸市立中央市民病院消化器内科医長、昭和大学横浜市北部病院消化器センター助(准)教授等を経て、2010年近畿大学教授医学部内科学教室(消化器内科部門)着任。近畿大学医学部附属病院光学治療センター消化器内視鏡部長兼務。