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近畿大学理工学部が自動ロボット3D形状計測・検査システム 「エイトス スキャンボックス」を導入

2012.12.03

  • 理工
近畿大学理工学部(大阪府東大阪市、学部長:宇田宏)は、2012年11月、独ジーオーエム社(GOM mbH 本社:ドイツ・ニーダーザクセン州、社長:コンスタンチン・ガラヌリス / Konstantin Galanulis、1990年設立)が開発した、3D形状計測・検査システム「エイトス スキャンボックス(ATOS ScanBox)」を導入しました。
「エイトス スキャンボックス」は、高精度、高品質かつ高効率な部品の形状計測・検査が要求される製造業向け自動形状計測・検査システムで、最初に計測手順、検査・解析内容を登録すれば、計測から検査・解析のレポート出力までを自動で行うことが可能です。世界でも欧州の大手自動車メーカーを中心にまだ30台しか導入されておらず、本学がアジアで初めて導入し、大学としては世界初の導入となります。
本学理工学部では、大阪東部地域を金型産業の拠点として維持するため、地域と大学がともに発展する環境を提供する「金型プロジェクト」を展開しています。この「エイトス スキャンボックス」によって金型や金型で製造した部品を解析し、職人個人の技術に頼る金型製造技術をデジタル化し、地域の財産として継承するために導入しました。今後、大阪東部地域で活躍できる金型人材育成のため、大いに活用していきます。



自動ロボット3D形状計測・検査システム「エイトス スキャンボックス」 概要

■品名:エイトス スキャンボックス(ATOS ScanBox)
■メーカー:ジーオーエム(GOM mbH)
■製造国:ドイツ 
■筐体寸法:高さ:2,700mm、幅3,300mm、奥行3,300mm
■自動計測可能な物体の最大重量:500kg 
■計測センサー:500万画素CCDカメラ×2
■自動計測機構:6軸ロボット+回転テーブルによる7軸制御
■備考:自動計測プログラミング、および検査・解析ソフト組み込み


関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2012/11/3d.html