教員紹介
- 吉田 真吾
- 准教授
所属 |
法学部 法律学科 |
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学位 | 博士(法学) |
専門 | 日本外交 |
ジャンル | 政治/日本政治 |
コメント | 1951年の安保条約調印前後から現在に至る、日米同盟の展開を分析しています。特に、機密指定解除された日米両国の外交・安全保障文書に基づく歴史的アプローチを重視しています。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/syoshida |
研究中のテーマ
第二次世界大戦後から現在に至る、日本とアメリカの安全保障上の協力関係― ―いわゆる日米同盟――を、理論的アプローチと歴史的アプローチに基づいて研究しています。最近は、日米同盟の基礎である、1951年に締結された安保条約の起源を解明しようとしています。
最近の研究業績
- 「ウィリアムズバーグ後:中曽根政権と東西関係をめぐるG7サミット、1984-1987年」
- 「国際安全保障がわかるブックガイド」
- 「中距離核戦力(INF)交渉と日本、1979-1983年」
- 「ウィリアムズバーグ・サミットへの道程:中曽根政権とINF交渉、1982-1983年」
ゼミナール(国際政治演習 )
演習では、国際政治に関する多様なテーマを扱います。3 年前期は、これらに関する基礎知識を習得するため、古典から最新の研究まで、複数の文献を輪読していく予定です。その際、受講生全員に対し、文献を精読して授業中に提起する問題や議論する内容を考えてくることが求められます。また、報告を担当する受講生は、文献の要点を整理したレジュメを作成することになります。授業は、担当者による報告の後、各自の問題提起を基に進めていきます。3 年後期以降は、個人研究と共同研究を軸に、ゼミを進めていく予定です。個人あるいは3 ~ 5 人程度のグループごとに関心のあるテーマを設定し、調査・発表・執筆を行います。テーマについては、国際政治に関わるものであれば、ハードなもの(軍事や経済など)でも、ソフトなもの(文化やアニメなど)でも、構いません。
学歴/経歴
学歴
- 2006年4月 - 2010年3月
慶應義塾大学 法学研究科政治学専攻 - 2004年4月 - 2006年3月
慶應義塾大学 法学研究科政治学専攻 - 2000年4月 - 2004年3月
慶應義塾大学 法学部
経歴
-
2018年4月 - 現在
近畿大学 法学部 准教授 -
2017年4月 - 2018年3月
近畿大学 法学部 専任講師 -
2013年4月 - 2017年3月
名古屋商科大学 経済学部 専任講師 -
2010年4月 - 2013年3月
日本学術振興会 特別研究員(PD) -
2011年8月 - 2012年5月
The George Washington University Elliott School of International Affairs, Visiting Scholar -
2007年4月 - 2009年3月
日本学術振興会 特別研究員(DC2)
所属学協会
- 日本国際政治学会
- 国際安全保障学会
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 国際関係論
研究キーワード
日米同盟, 日本外交史, 安全保障
論文
-
ウィリアムズバーグ後:中曽根政権と東西関係をめぐるG7サミット、1984-1987年
吉田真吾
近畿大学法学 第71巻 (第3・4号) 2024年3月 -
ウィリアムズバーグ・サミットへの道程:中曽根政権とINF交渉、1982-1983年
吉田真吾
近畿大学法学 第69巻 (第4号) 2022年3月 -
日本再軍備の決定:米国政府による決断の過程と要因、1950年7月~9月
吉田真吾
法学研究 第94巻 (第2号) 2021年2月
書籍等出版物
- 国際安全保障がわかるブックガイド , 赤木完爾、国際安全保障学会編 , 「吉次公介『池田政権期の日本外交と冷戦』」 , 「吉次公介『池田政権期の日本外交と冷戦』」 , 慶應義塾大学出版会 , 2024年2月
- 中国の領土紛争:武力行使と妥協の論理 , テイラー・フレイヴェル , 第1章「領土紛争における協調とエスカレーション」;エピローグ「尖閣諸島をめぐる紛争:なぜ中国はエスカレーションを選んだのか」 , 第1章「領土紛争における協調とエスカレーション」;エピローグ「尖閣諸島をめぐる紛争:なぜ中国はエスカレーションを選んだのか」 , 勁草書房 , 2019年7月
- Joining the Non-Proliferation Treaty: Deterrence, Non-Proliferation and the American Alliance , John Baylis; Yoko Iwama, eds , Chapter 9, "In the Shadow of China's Bomb: Nuclear Consultation, Commitment Reconfirmation, and Missile Defense in the U.S.-Japan Alliance, 1962-68" , Chapter 9, "In the Shadow of China's Bomb: Nuclear Consultation, Commitment Reconfirmation, and Missile Defense in the U.S.-Japan Alliance, 1962-68" , Routledge , 2019年
講演・口頭発表等
- 中距離核戦力(INF)交渉と日本、1979-1983年 , 吉田真吾 , 日本政治学会研究大会 , 2022年10月1日
- Equifinality and the Institutionalization of the U.S.-Japan Alliance , Shingo Yoshida; Yasuhiro Izumikawa , The 2021 Annual Convention of the International Studies Association , 2021年4月6日
- Credibility Imperative vs. Domestic Antimilitarism: Japan’s Alliance Policy during the 1970s , Shingo Yoshida , Slavic-Eurasian Research Center 2020 International Summer Symposium , 2020年7月3日
MISC
- 日米安全保障条約の歴史と意義 , 吉田真吾 , 朝雲 , 2020年9月3日
- Nuclear Deterrence: Mixed Messages for Japan , Shingo Yoshida , The Diplomat , 2019年10月
- 書評『沖縄返還後の日米安保:米軍基地をめぐる相克』野添文彬著 , 吉田真吾 , 国際安全保障 , 45 , 2 , 101 , 105 , 2017年9月
受賞
- 2010年8月, アジア太平洋フォーラム・淡路会議, 第9回アジア太平洋研究賞(井植記念賞)
- 2009年12月, 国際安全保障学会, 2009年度『国際安全保障』最優秀新人論文賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 日米同盟の形成、1945-1952年 , 近畿大学
- 日本学術振興会, 科学研究費補助金(基盤研究(A)), 核不拡散体制の成立と安全保障政策の再定義
- 日本学術振興会, 科学研究費補助金(研究スタート支援), 日米防衛協力の起源と展開:1970年代から80年代を中心に
教育活動情報
担当経験のある科目
- 日本外交史
- 国際政治史
- 国際政治学A/B