授業評価アンケート

アンケート概要

「2020年度(令和2年度)法学部授業評価アンケート結果とリフレクション」の刊行によせて

法学部では,より質が高く満足のいく授業を構築するために不断の努力を行っております。「授業評価アンケート」の実施はその一環であり、私たちはその結果を公表するとともに、担当教員によるフィードバック(リフレクション)を実践し、学生の忌憚のない意見を取り入れた授業改善を目指しています。アンケート結果は今後の授業を構築するための指針であり、改革の基盤とも言える重要なものです。このことが示すように、大学教育は教員のみで完結するものではなく、学生とのインタラクションが重要な役割を果たします。日々の授業において主体的で自律的な学習態度を心がけることは言うまでもありませんが、授業評価アンケートに対しても真摯な態度で臨むようにお願いします。
2020年度は、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、キャンパス閉鎖、メディア授業さらに対面授業の一部再開(ハイブリッド授業、ハイフレックス授業)とこれまでほとんど経験したことのない事態の中、いずれの教員も手探り状態で授業に臨むことを余儀なくされました。しかし、法学部教職員ともに教育の質の保証を至上命題に授業等に取り組み、所期の成果を上げられたことは、授業評価アンケート集計結果とそのリフレクションから優に読み取れるものと考えます。
以上のとおり、本年度はかなり特異な状況のもとで授業評価アンケートが実施されたことを踏まえつつ、以下に2020年度前期・後期のアンケート結果から読み取れる項目を3点掲げて、今後の改革の課題にしたいと存じます。

(1)アンケート並びにリフレクションの実施率について

法学部では全科目でアンケートを実施することといたしておりますが、本年度も残念ながら100%の実施は果たされませんでした。また、リフレクションも完全実施には至っていません。より質の高い授業を構築するためにも、全科目でのアンケート実施と、すべての結果に対するリフレクション作成は必須であると言えます。全科目アンケート実施・全教員リフレクション作成に向け、これまで以上に意識喚起が必要と考えています。

(2)アンケートの回収率について

前期・後期を通じてのアンケートの回収率(有効回収率:有効回答数の最大値と履修登録数の比)が過年度同様に低いです(特に、比較的履修登録者が多いと考えられる講義科目における回収率の低さが際立っています)。オンラインによる授業が非常に多かったこともあり、対面授業内で実施するアンケートに比べると回収率が低くとどまる傾向が見受けられるほか、授業回数表が変則的となったため、早めに実施できなかったことも一因と考えられます。かねてより指摘されてきた出席率の低さは、オンライン授業のもとで大幅に改善されたというのが多くの教員の声ですが、この先対面授業の比率が高まっていく中でも、引き続いてこれを維持できるよう努めていかなくてはなりません。

(3)授業の総合評価について

科目種別の総合評価を見ると、過年度と同様に演習科目の総合評価が高くなる傾向が認められます。実際、専門演習・基礎ゼミともに全科目平均値を大きく上回っています。これに対して、講義科目はおおむね高評価のものが多いですが、評価が分散する傾向が見られます。演習科目で高評価を得ている教員であっても、受講者数がおよそ200人以上のクラスにおいてはこれを下げるケースも見られます。きめ細かな指導が行き渡るためにも少人数クラスを増加させる努力を続ける所存であります。

最後に、授業評価アンケートならびにリフレクションは、法学部学生ならびに教員全員の協力によって成り立つものです。ご協力いただいた学生・教員諸氏に御礼申し上げるとともに、本冊子を熟読し、より質の高い授業・満足度の高い授業を目指して邁進されるよう望みます。

法学部長・法学部改革本部長
神田 宏

授業評価アンケート集計結果