授業評価アンケート

アンケート概要

『2019年度 法学部授業評価アンケートの結果とリフレクション』刊行に向けて

法学部では,より質が高く満足のいく授業を構築するために不断の努力を行っております。「授業評価アンケート」の実施はその一環であり、私たちはその結果を公表するとともに、担当教員によるフィードバック(リフレクション)を実践し、学生の忌憚のない意見を取り入れた授業改善を目指しています。アンケート結果は今後の授業を構築するための指針であり、改革の基盤とも言える重要なものです。このことが示すように、大学教育は教員のみで完結するものではなく、学生とのインタラクションが重要な役割を果たします。日々の授業において主体的で自律的な学習態度を心がけることは言うまでもありませんが、授業評価アンケートに対しても真摯な態度で臨むようにお願いします。
以下に、2019年度前期・後期のアンケート結果から読み取れる項目を3点掲げて、今後の改革の課題にしたいと存じます。

(1)アンケート並びにリフレクションの実施率について

法学部では全科目でアンケートを実施することといたしておりますが、本年度も残念ながら100%の実施は果たされておりませんでした。また、リフレクションも完全実施には至っていません。より質の高い授業を構築するためにも、全科目でのアンケート実施と、すべての結果に対するリフレクション作成は必須であると言えます。全科目アンケート実施・全教員リフレクション作成に向け、これまで以上に意識喚起が必要と考えています。

(2)アンケートの回収率について

前期・後期を通じてのアンケートの回収率(有効回収率:有効回答数の最大値と履修登録数の比)が過年度同様に低いです(特に、比較的履修登録者が多いと考えられる講義科目における回収率の低さが際立っています)。原因の背景として、履修登録をしたものの単位取得を途中で断念し、アンケート提出に至らないというケースが想定されます。また、出席率と回収率が必ずしも一致しないということもあるかもしれません。しかしこの結果は「毎回出席」についての規範意識の鈍磨を意味しているようにも思われます。2014年度入学生より導入されたGPAにおいては履修登録取り下げ制度が組み込まれており、この例の改善を期待したいところです。もとより大学の学修は、授業と教室外での学習によって成り立つものであり、引き続いて教員・学生ともに授業出席及び教室外での学習に向けての注意喚起を図る必要があります。

(3)授業の総合評価について

科目種別の総合評価(設問14)を見ると、過年度と同様に演習科目の総合評価が高くなる傾向を認められます。実際、専門演習・基礎ゼミともに全科目平均値を大きく上回っています。これに対して、講義科目はおおむね高評価のものが多いですが、評価が分散する傾向が見られます。演習科目で高評価を得ている教員であっても、受講者数がおよそ200人以上のクラスにおいては低い評価にとどまっているケースも見られます。大人数クラスという環境が少なからず影響していることが考えられるため、少人数クラスを増加させる努力を続ける所存であります。

最後に、授業評価アンケートならびにリフレクションは、法学部学生ならびに教員全員の協力によって成り立つものです。ご協力いただいた学生・教員諸氏に御礼申し上げるとともに、本冊子を熟読し、より質の高い授業・満足度の高い授業を目指して邁進されるよう望みます。

法学部長・法学部改革本部長
神田 宏

授業評価アンケート集計結果