大学院生が『第118回日本繁殖生物学会大会』で優秀発表賞受賞!

2025.09.25

  • 遺伝子
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近畿大学大学院生物理工学研究科 生物工学専攻 博士後期課程2年の米澤直央さん(指導教員 山縣一夫教授)が、2025年9月15日から17日に開催された「第118回日本繁殖生物学会大会において、優秀発表賞を受賞しました。
日本繁殖生物学会は飼育動物、野生動物など主として動物の繁殖に関する学術研究を振興すること、ならびにその成果の普及を図ることを目的として1948年に設立された歴史ある学会です。

米澤さんコメント↓
このたび、日本繁殖生物学会にて優秀発表賞をいただき、光栄に存じます。
今回の研究は、マウス卵子内において人工細胞核の実験系を確立し、本物の細胞核に近い機能を再現するための条件を探るという試みでした。未知の課題に挑戦し、試行錯誤を重ねて得られた成果が評価されたことを嬉しく感じております。

数百名を超える聴衆の前で発表する機会をいただいたのは、私にとって初めての経験でした。開始は午前9時15分でしたが、緊張のあまり100分も早く会場に着いてしまったほどです。さらに、一次審査を通過した8名の発表者のうち、私立大学からの参加者は私ひとりだけでした。名だたる研究者を前に、強敵を迎える覚悟で壇上に立ちました。発表の冒頭こそ声も硬く、手の震えもありましたが、次第に聴衆の関心を感じとるにつれ、不思議と心は落ち着きを取り戻し、言葉も自然に流れ始めました。発表後には多くの方々から「面白かった」との言葉をいただき、この経験を励みに、今後も研究に一層精進してまいりたいと存じます。
最後になりますが、応援していただいた研究室のみなさまに、この場を借りて感謝申し上げます。」

おめでとうございます!

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第118回日本繁殖生物学会大会