【9/7(土)・新宮市文化複合施設丹鶴ホール(新宮市)】 生物理工学部公開講座「BOST Science Café」開催(入場無料・申込先着順)
2024.08.19
令和6年(2024年)9月7日(土)、新宮市の新宮市文化複合施設丹鶴ホールにて、 令和6年度第3回 近畿大学生物理工学部公開講座「BOST Science Café」を開催します。
皆様の身近にある物の働きや不思議な現象などを科学的に解き明かし、生活に役立つ知識をお伝えします!
理系に興味ある高校生から地域・一般の方まで、どなたでも参加可能です。今年度は会場とオンラインで同時開催のハイフレックス形式ですので、
会場にお越しになれない遠方の方も是非ご参加ください。
【講座の内容】
(1)骨や関節は大丈夫ですか?~生体組織の損傷を修復する工学技術~
講師:医用工学科 教授 山本 衛
骨が壊れ易くなる骨粗鬆症、関節の動きを困難にする変形性関節症、スポーツアクシデント時に発生する腱や靱帯の断裂など、骨や関節に生じる疾患や外傷は、誰にでも起こり得る 極めて頻度の高い障害であり、生命活動に不可欠な運動機能を著しく妨げます。「歩くと 関節が痛い」、「高齢者が転倒して骨折した」、「人工関節を埋め込む手術をした」などの話を耳にしたことがある方も多いと思います。このような骨や関節に病気に対する診断や治療、ならびにリハビリテーション手法には、最先端の工学技術が応用されることで開発や改良が行われてきたものが少なくありません。本講演では、骨や関節の損傷とそれらの修復手法について、生体力学の観点から検討された研究成果を紹介いたします。
(2)もう一つの臓器・腸内細菌フローラ
講師:食品安全工学科 教授 芦田 久
私たちの大腸と小腸には、約1000種類、数10兆個もの腸内細菌が生息しており、それぞれ個人に特有の「腸内細菌フローラ」を形成しています。腸内細菌フローラが私たちの健康や病気に深く関わっていることが明らかにされており、腸内細菌フローラは「もう一つの臓器」と呼ばれたりもします。ビフィズス菌は、腸内細菌フローラの中で体に良い善玉菌の代表であり、私たちヒトはビフィズス菌と相利共生関係にあると言えます。ビフィズス菌がどのようにしてヒト腸内に定着できるようになったのか、私たちの研究内容を中心にご紹介します。また、和歌山県の食品成分による腸 内細菌フローラの改善効果などについてもお話しします。
- 【お問い合せ先】
- 和歌山放送内近畿大学生物理工学部公開講座係
〒640-8577
和歌山県和歌山市湊本町3-3
TEL:073-428-1431