不妊治療時の排卵誘発剤投与が受精卵に悪影響を与えないことを確認

2024.03.19

  • 遺伝子
  • 大学院

遺伝子工学科教授 山縣一夫らの研究グループは、不妊治療時に女性患者に対して行うホルモンなどの排卵誘発剤投与が、受精卵そのものの染色体分配や発生の速さに大きな影響を与えないことを、マウスを用いたライブセルイメージング技術により明らかにしました。
本研究により、排卵誘発剤を用いることで、より多くの品質が高い卵子を得られることが分かり、長年議論されてきた排卵誘発剤投与の可否について一石を投じる成果となりました。
本件に関する論文が、令和6年(2024年)3月18日(月)に、ライフサイエンスに関する国際的な学術雑誌"Journal of Reproduction and Development"に掲載されました。


Journal of Reproduction and Development

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