2024年2月18日-22日に米国サンディエゴにて開催された国際シンポジウム
SPIE Medical Imaging 2024
https://spie.org/conferences-and-exhibitions/medical-imaging
にて、近畿大学大学院生物理工学研究科生体システム工学専攻 博士前期課程2年 瀨川新さんのポスター発表が、Honorable Mention Poster Award を受賞しました。

12931-44
A Segawa, M Nemoto, H Kaida, Y Kimura, T Nagaoka, K Mikami, T Yamada,
K Hanaoka, T Tsuchiya, K Kitajima, K Ishii
"Unsupervised lung lesion detection on FDG-PET/CT images by deep image
transformation-based 2.5-dimensional local anomaly detection."
https://spie.org/medical-imaging/presentation/Unsupervised-lung-lesion-detection-on-FDG-PET-CT-images-by/12931-44?enableBackToBrowse=true#_=_

この研究は、近畿大学医学部・情報学部、兵庫医科大学医学部との医工連携・画像診断支援AI共同研究の一環であり、GhatGPTなどに代表される生成AIを肺がん検出に応用したものです。
提案法のユニークな特性として『肺がん画像を一切学習せず、健康な肺画像だけ学習したAI』を用いた異常検知と呼ばれる方法を用いる点があげられます。
またこの提案法は3次元医用画像であるFDG-PET/CT画像を解析するものですが、2.5次元処理を適用することで計算コストの大幅な削減も実現しています。

SPIE (The international society for optics and photonics)は最先端の工学・フォトニクスの国際学会で多岐にわたる工学研究分野を網羅し、シンポジウムは世界中から技術者や科学者が集まります。
SPIE Medical Imaging 2024は医用画像処理に関する様々な最先端研究が集う国際シンポジウムの１つであり、9つのカンファレンスが開催されました。
その中の Imaging Informatics for Healthcare, Research and Applications Conference ポスターセッションにて、瀨川さんの発表は極めて素晴らしい評価を頂くことができました。

おめでとうございます！

SPIE Medical Imaging 2024