生命情報工学科 浅居正充教授らの論文が、学術調査機関 Advances in Engineering 社の "Key Scientific Article" に選定されました。

2023.10.16

  • 生命情報

近畿大学生物理工学部生命情報工学科 浅居正充教授らの論文が、学術調査機関 Advances in Engineering社の"Featured Paper" として紹介され、"Key Scientific Article Certificate" が授与されました。

◆受賞内容

浅居正充教授らの研究グループが2023年2月に米国光学会誌 (Journal of Optical Society of America) に発表した論文が、カナダの学術調査機関 Advances in Engineering 社 (AIE) の Electrical Engineering 部門で "Featured Paper"に選定され、"Key Scientific Article Certificate" が授与されました。
AIEは、工学全分野にわたる世界の著名な学術誌に掲載された論文の中から特に優れた論文を採択率0.1%未満の基準で厳選し、"Featured Paper"として紹介し、表彰しています。
本論文が下記AIEにて紹介されています。

Advances in Engineering

◆受賞論文について

著者 : Hideaki Wakabayashi, Masamitsu Asai, and Jiro Yamakita
論文名 : Numerical analysis of scattering fields by a multiple plane grating using shadow theory
掲載誌 : Journal of the Optical Society of America A (JOSA A), Vol. 40, No. 2, pp. 305-315 (2023).

◆論文概要

本論文では、光波と多重回折格子の相互作用を解明するために、浅居らが開発してきた行列固有値法に影理論の算法を導入した新しい理論計算法を提案しています。この方法により、限界見通し角入射やモード縮退といった特異な条件下でも安定した計算が実行可能となります。更に、計算精度の評価法として相反定理を応用した手法を提案しその妥当性も示しています。これらに関する新しい事実を発見した学術論文です。

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■関連リンク
浅居 正充(あさいまさみつ)栗原准教授(食品).jpg
所属:近畿大学 生物理工学部 生命情報工学科 教授
学位:博士(工学)