春季休暇を迎えるにあたって

2023.02.24

長期休暇中は気が緩み思わぬ事故やトラブルに巻き込まれることがあります。次の事項に十分留意して、健康かつ安全に過ごし、有意義な休暇にしてください。

1.新型コロナウイルス感染症対策について
新規陽性者数は減少傾向となり、令和5年1月31日(火)付で大阪モデルの赤信号(非常事態)から黄信号(警戒)へ移行しました。これに伴う大阪府からの要請は、以下のとおりです。今一度、一人ひとりの基本的な感染症防止対策の徹底をお願いいたします。

【大阪府からの要請】
○感染防止対策(3密の回避、マスク着用、手洗い、こまめな換気等)の徹底
○発熱等の症状がある学生は、登校や活動への参加は控えてください。
○感染リスクの高い以下の行動について感染防止対策を徹底してください。
 ・旅行等や、自宅・友人宅での飲み会
 ・部活動や課外活動における感染リスクの高い活動(合宿等)や前後の会食
○学生寮における感染防止対策を徹底してください。

※少しでも症状がある場合や感染に不安を感じる場合は、早めに受診もしくは検査を受けてください。
※会食を行う際は、感染対策が徹底されていない飲食店等の利用を控え、ゴールドステッカー認証店舗を利用し、マスク会食を徹底してください。
※無症状での陽性者も増加しておりますので、早期のワクチン接種をご検討ください。

【基本的な感染症対策について】
1)マスクの着用
鼻出しマスク・あごマスクは避け、外側を触らずにひもを持って着脱しましょう。
マスクは鼻の形に沿うように、また、あご下まで伸ばしてすき間なくフィットさせるように着用しましょう。
※不織布マスクを着用してください。

2)手洗い・手指消毒
食事の前後や共用物に触った後、外出からの帰宅時などこまめに手洗い・手指消毒をしましょう。
※指先や爪の間・指の間も忘れずに行いましょう。

3)3密(密閉・密集・密接)の回避
<密閉の回避>
こまめな換気を心掛けましょう。
<密集の回避>
他の人と十分な距離を取り、混雑する場所は避けましょう。座席のある場所では、隣の人と一つ空けて座るか、正面に座らず交互に座りましょう。
会食を行う際は、ゴールドステッカー認証店舗を推奨、またマスク会食の徹底をしてください。
<密接の回避>
密接した会話や発声を避け、飛沫が飛ぶことを抑えるために必ずマスクを着用しましょう。

4)一般的な感染予防対策について
基本的な感染予防対策を続けるとともに、乾燥するときは適度な湿度を保ちましょう。

2.法令等遵守について
1)20歳未満飲酒・飲酒運転
20歳未満の人の飲酒や飲めない人への飲酒の無理強いなど、過度な飲酒は絶対にやめましょう。一気飲みの強要などによる急性アルコール中毒での死亡例もあります。急性アルコール中毒の疑いがある場合は迷わずに救急車を呼んでください。また飲酒運転(自転車も含む)も決してしないでください。飲酒の強要や飲酒運転をしようとしている人には勇気をもって注意しましょう。
2)交通ルール・マナー
自転車、バイク、自動車を運転する際には、交通ルール・マナーを遵守し、事故等を起こしたり、巻き込まれたりしないように交通安全を心がけてください。万が一、事故を起こした、または事故に遭った場合は速やかに警察へ届け出てください。
また自転車・バイクの違法駐輪、車の違法駐車は、周りの方の迷惑になるため、絶対にしないでください。

3)違法薬物
大麻やMDMA、危険ドラッグの薬物使用は、使用者の身体、生命に危害を及ぼすのみならず、友人や家族を失うなど、想像もつかない程大きな影響を及ぼします。興味本位で大事な一生を棒に振ることのないよう薬物の誘いは、きっぱりと断る勇気を持ち、薬物などには決して関わらないようにしてください。
4)特殊詐欺等
特殊詐欺とは、電話やメールを使って対面することなく被害者をだまし、お金を振り込ませたり、被害者の自宅や待ち合わせ場所で被害者からお金をだまし取る犯罪です。「お金を下ろすだけ、現金を受け取るだけ」の簡単なバイトとの誤解から受け子や出し子にされ、犯罪(詐欺)で検挙される学生が全国で増えています。安易な誘いには十分気を付けてください。
5)悪質商法
若者を狙った悪質商法によるトラブルも増加しています。最近では、高額なプリペイドギフトカード(Google Playカードなど)を、学生に購入させるという手口の詐欺が確認されています。手口としては、「パソコンのウイルス対策のサポートのために必要」あるいは「先生の代理で買ってきてほしい」といった理由で高額なカードを購入させ、コードNo.を連絡させる手法等です。
マルチ商法、ネットワークビジネス、デート商法、資格商法等は一例ですので、日頃から自分の身は自分で守るという意識を持ち、悪質商法に注意してください。

6)SNSの利用
SNSでのトラブルが急増しています。SNSは簡単に情報を共有できますが、個人情報、他人の誹謗中傷、悪ふざけの投稿が知らぬ間に拡散するなど、使用方法を誤ると思わぬ事態に陥ります。SNSの特性を十分に理解した上で有効に利用してください。

3.アルバイトについて
「闇バイト」と呼ばれている犯罪行為に加担することや、その他違法となるアルバイト(1.客引き行為、2.勧誘行為、3.客待ち行為、4.左記1~3をさせる行為)には十分に気を付けてください。客引き行為等は条例によって禁止されており、違反した場合は罰則があり、氏名等が公表されることもあります。

4.ボランティアへの参加について
ボランティアに参加する場合は、必ずボランティア保険に加入し、基本的な感染症対策を講じた上で活動してください。

5.カルト宗教による勧誘について
相手の身分や真の活動内容を明かすことなく、勧誘行為を行うカルト集団が全国の大学キャンパスや街頭などで問題となっています。「ボランティア活動に参加しませんか?」と声をかけられ、アンケートに答えているうちに住所や電話番号を安易に答えてしまい、行事等にやむなく参加し洗脳されてしまうといったケースがあります。本学でも通学途中に声をかけられるといった事が報告されています。
被害に遭わないためには、気軽に氏名、電話番号等の個人情報は漏らさず、また署名を求められる等、少しでも怪しいと感じたらはっきりと断りましょう。
万が一、自分や友人が勧誘を受けた場合は、必ず学生部に連絡、又は相談してください。

6.成年年齢引き下げについて
2022年4月1日から、民法が改正され、成年年齢が20歳から18歳に変わりました。
成人になる(成年に達する)と、保護者の同意なしに契約ができるようになるなど、これまで法律で保護されていた18歳、19歳の契約は、未成年者取消権が認められなくなります。契約や購入の際は、保護者等周囲に相談する、もしくは、十分理解した上で判断し、悪質商法など消費者トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。
一方、成年年齢が18歳になっても、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳です。出来ること、出来ないことを十分理解して、行動してください。
成年年齢引き下げ特設ウェブサイト「大人への道しるべ」(法務省民事局)

7.海外渡航について
海外渡航については、外務省、厚生労働省や大学のホームページ等で最新の情報を確認してください。
外務省海外安全ホームページ