大学院生が電子情報通信学会 医用画像研究会(MI研)にて「MI研究奨励賞」を受賞

2020.06.15

  • 医用
  • 大学院

令和2年(2020年)1月29日~30日に開催された「電子情報通信学会 医用画像研究会(MI研)・1月研究会」にて、本学大学院生物理工学研究科生体システム工学専攻 博士前期課程2年の牛房和之さんが発表した研究が、2019年度の「MI研究奨励賞」に選出されました。

IMG_2141.jpg受賞した牛房和之さん(右)と指導教員の医用画像処理工学研究室・根本充貴講師(左)

■発表研究

MI2019-68
○牛房和之、根本充貴*、木村裕一、永岡隆、山田誉大、田中敦子 (近畿大)、林直人 (東大病院)
正常データセットの教師なし学習に基づく病変検出支援システム画像特徴量の汎用的生成に関する検討 ~ 少規模なデータセットを用いた特徴量生成の実験的検証 ~

この研究は、医用画像上の病変を認識・検出するAIを作る際に『病変データを使わない』極めて新規性の高い手法に関する研究です。
病変データはそもそも収集が難しいため、病変データを使わない医療AIの構築法は工学的のみならず医学的にも非常に価値のある研究です。

MI研は、電子・情報・通信の分野を扱う国内最大級の工学系学会:電子情報通信学会に属する、日本有数の医用画像処理研究者が集う研究会です。
本賞は、年5回行われるMI研究会での計100以上の発表演題の中から特に優秀な35歳以下の研究者の発表3~4題のみに送られる、大変名誉あるものです。
学生だけでなく博士の学位を持つ研究員も含めた中での選出という、大変素晴らしい結果となりました。

MI研究奨励賞

2019年度 電子情報通信学会 医用画像研究会 (MI研)・1月研究会