大学生らによる近畿大学消防団が誕生

2019.04.04

近畿大学生物理工学部は、学生・職員等によるボランティアで地域の消防活動に貢献する「紀の川市消防団本部近畿大学部」を結成し、平成31年(2019年)4月4日(木)、本学和歌山キャンパスにて結成式を開催しました。

結成式では、紀の川市消防団の井尻智久消防団長から辞令交付が行われました。
また、紀の川市からは、消防ポンプやその他救助工具等を積載する消防車両(軽四貨物自動車タイプ)などが貸与され、式後に使用方法の説明や放水訓練が行われました。

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今後は大学近隣での有事の消防活動、平時の防災啓発活動等に取り組み、地域の安全に貢献することを目指します。


紀の川市消防団本部近畿大学部 概要
■団員
 学生・大学院生6名、職員等7名
■貸与品
・消防車両(軽四貨物自動車) 1台
・可搬消防ポンプ 1台
・救助工具一式
・発電機 1台
・投光器 1台
・活動服等個人貸与品

消防団とは
消防団は、各自治体(市町村)の管理下にて、消防署や警察と連携しながら消火・防災活動を行うボランティア団体です。平時には、防災に関する広報・教育活動、防災訓練の実施、防火水槽や消火栓等の点検などの活動に取り組んでいます。
団員は非常勤特別職の地方公務員として扱われ、団員報酬や出動手当、活動服・ヘルメット等が支給されるほか、活動中の負傷に対しては公務災害補償制度が適用されます。
近年、被雇用者団員の増加や現役団員の高齢化、若年層の地元離れなどの理由により、消防団員が減少しているため、女性団員や学生団員の加入推進が進められています。特に、学生団員向けには、消防団活動で地域に貢献した功績を各市長が認証する制度により、「学生消防団活動認証証明書」が交付され、就職活動時に消防団活動をアピールすることが可能です。

消防団(総務省消防庁)
紀の川市消防団