生物理工学部医用工学科准教授・福田誠が、第57回（2018年）日本生体医工学会大会にて、「平成29年度 日本生体医工学会 論文賞・阪本賞」を受賞しました。

論文賞・阪本賞は、医学や生物学、理工学といった生体医工学領域における学問および技術に大きな貢献をする論文の著者を表彰するもので、昭和44年（1969年）から続く伝統的な栄誉ある賞です。

日本生体医工学会 論文賞・阪本賞

［受賞論文］
Identical Dependence of Dialysate-side Mass Transfer Coefficient on Reynolds Number Using Dimensionless Correlation Based on the Mass Transfer Model in Newly Developed Dialyzers and a Downsized Dialyzer
（新しい透析器とダウンサイジング透析器の物質移動論に基づく無次元相関式を用いた物質移動係数とレイノルズ数の同等性）

［論文内容］
血液透析治療に使われる透析器（人工腎臓）を対象に、化学工学的物質移動論を基に、新規デバイスとダウンサイジングデバイスの物質移動（尿毒症病因物質除去、治療）効率の同等性を証明しました。

［受賞コメント］
この度は本当に思いがけず、日本生体医工学会論文賞・阪本賞を賜りました。
ご推薦戴いた 日本生体医工学会新理事長 木村裕一先生（近畿大学生物理工学部生命情報工学科 教授）をはじめ、ご審査戴いた先生方、関係の先生方に厚く御礼申し上げます。このような賞を受賞できたことを大変光栄に思います。
また、私の恩師であります早稲田大学名誉教授酒井清孝先生と受賞できましたことが、望外の喜びであります。
どうもありがとうございました。

公益社団法人日本生体医工学会(旧: 日本エム・イー学会)は、生物学における電子工学、機械工学などの方法、および工学における医学、生物学的知見の応用に関する研究の発展、知識の交流および社会における事業の振興をはかることを目的に、医学・生物学と理工学との中間領域に関係する研究者の協力の場として昭和37（1962年）11月10日に設立された歴史ある学会です。

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