近畿大学 総合社会学部・大学院 総合文化研究科

学部長挨拶

多様な出会いを通じ力強い未来予想図を作ろう!

みなさん、「将来の夢を持っていますか」「大学で何を学びたいか決めていますか」と尋ねられたことはありますか。

その答えが「はい」の人、「いいえ」の人、それぞれに対して、近畿大学の総合社会学部についてここでお話をさせてください。

まず、「はい」と答えたみなさん。

本学部は、はっきりとした「未来予想図」を持っているみなさんにとって、ふさわしい学部であることは間違いありません。自分が果たしたい将来の夢に向かって、そして自分が学びたいと願っている何かを求めて、動き始めるみなさんに、私たちはあらゆる面において全力でサポートを提供したいと考えています。

本学部には3つの専攻があります。各専攻に関連する「キーワード」を見ると、それぞれがどのような切り口から「社会」に迫ろうとしているか、見えてきます。

  • 「社会・マスメディア系専攻」のキーワード:情報、メディア、報道、映像、ネット、家族、教育、ボランティア、民族など。
  • 「心理系専攻」のキーワード:人々の感情、知覚、認知、欲求、行動、人間関係、進化など。
  • 「環境・まちづくり系専攻」のキーワード:自然、地理、地球、都市、農村、地域、住民、NPO、福祉、政策、経済など。

ここにあるキーワードの中に、みなさんの未来予想図に合致した言葉があれば、自分が果たしたい将来の夢、自分が学びたい何かを求めて、ぜひ本学部の門を叩いてみてください。

また、本学部では、専門的な学びだけではなく、幅広い教養や実践的な語学力を身につけてもらうことも目指しています。特に、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語といった語学教育には力を入れています。教養や語学力は単に頭の中にとどめておくものではありません。多くの人々や文化と出会って吸収したり、違いを理解したりするために、実践的に活用できるはずのものです。

ところで、みなさんはセレンディピティ(serendipity)という言葉を知っていますか。これは「偶然の幸運な出会い」を意味する英単語です。

インターネットやAIの発達によって、世界中のさまざまな情報の取得が飛躍的に容易になりました。でも、自分が求める情報をすぐに入手できる非常に便利な世の中になった一方で、自分が予想もしなかったような情報、学び、人などに偶然出会う幸運な機会、つまりセレンディピティは、大きく減っているような気がしてなりません。それが、デジタルとアナログの違いの大きな特徴とも言われています。

本学部には、みなさんが何度も何度もそういったセレンディピティに遭遇できるような多種多様な「何か」が用意されています。

セレンディピティの対象は、授業の内容だけではありません。授業を担当する教員たち、みなさんの大学生活をサポートする職員たち、そして同じ学部で学ぶ学生たちも、偶然の出会いを果たして、みなさんの人生に大きな影響を与えてくれるかもしれない対象です。

さて、冒頭の「将来の夢を持っていますか」「大学で何を学びたいか決めていますか」という問いに「いいえ」と答えたみなさん。

まだ自分のこれからの歩みを定め切れていない、そんなみなさんにとっても、総合社会学部は最適な場となりうるのではないかと、私は考えています。それは、前述したように、多種多様なキーワードに象徴されるさまざまな学びが用意されていること、偶然の幸運な出会いが起こりうる可能性があふれていることが、本学部の特徴であるからなのです。

実はみなさんの先輩となるかもしれない人たち、つまり本学部の学生の中にもそんな人たちがいます。ただし、入学してまもない頃ははっきりした答えがないと言っていた彼らも、卒業までには自分なりの夢を見つけ、「これを学べてよかった」と実感して、近畿大学を巣立っていっているのです。

冒頭の問いに「いいえ」と答えた人に、本学部は適していると書きました。ただし、その人たちには「大学を卒業するまでには、自分が求めているのは何であるかという答えを必ず見つける」ことを自分の心に約束してから、本学部に来てほしいと思います。なぜなら、この学部では、みなさんが卒業する時には「ここで学んでよかった」と実感できるような多種多様な「何か」を用意しているという強い自負を持っているからです。

私がお伝えしたことを実感するためにも、ぜひ総合社会学部にいらしてください。みなさんにお会いできるその日を楽しみに待ちわびています。

金井 啓子 学部長

金井 啓子
KEIKO KANAI
教授/学部長