総合理工学研究科の学生2名の研究成果が米国物理学会の学術誌『Physical Review C』に掲載されました

2026.07.13

  • 研究

近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系工学専攻博士前期課程2年の川井幸亮さんと、同博士後期課程2年の中島滉太さん(いずれも指導教員:エネルギー物質学科 有友嘉浩教授)らの研究成果が、米国物理学会の学術誌『Physical Review C』に掲載されました。本論文は、新元素である119番元素の生成の可能性について、合成候補となる4つの重イオン融合反応系を取り上げ、生成断面積を理論計算により導き出し、その計算結果を比較し検討したものです。本研究は、反応前後のエネルギー差と、原子核同士が接近する際のクーロン障壁との関係が、生成断面積を左右することを理論計算により明らかにしました。さらに、原子核の質量を予測するモデルの違いによって、生成断面積の予測値が大きく変動することも示しました。本研究成果は、今後の新元素合成実験における反応系や入射エネルギーの選定に、重要な指針を与えるものです。

掲載:https://journals.aps.org/prc/abstract/10.1103/pjw1-1c5k

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<図版の説明>4種類の入射核と標的核の組み合わせについて、複合核の励起エネルギー E* に対する119番元素同位体の生成断面積を示した。赤実線、青破線、黒点線は、それぞれ複合核から中性子を3個、4個、5個放出する反応経路の計算結果を表す。縦軸の値が大きいほど生成される確率が高い。