理学科物理学コース 段下教授の研究成果が日本物理学会サイトに掲載されました

2026.06.15

  • 研究

2026年日本物理学会論文賞を受賞した理学科物理学コース 段下 一平 教授の研究成果について、日本物理学会により解説記事と解説動画が公開されました。

一般社団法人日本物理学会のホームページ

解説記事の詳細はこちら

解説動画は以下のURLよりご確認いただけます
JPS Hot Topics 6, 025 (2026)より引用 (c) 2026 The Physical Society of Japan

【概要】
重力を量子力学の枠組みで理解することは物理学の大きな目標の一つです。
そのような背景から、量子重力の理論の構築が長年進められています。しかしその理論が妥当となる実験系は現在のところ存在しません。
本論文は、量子重力理論とAnti de Sitter (AdS)/共形場理論対応の意味で等価な量子多体模型で記述される実験系を実現することで、量子重力の実験研究が可能になると提案しています。
具体的には、二次元AdS時空の量子的なブラックホールと等価であるとされるSachdev-Ye-Kitaev (SYK) 模型が、二重井戸光格子中に閉じ込めたフェルミ原子気体に複数の光会合レーザーを照射することで実現できることを理論的に示しました。
この提案を皮切りに、他の様々な実験系でもSYK模型の実現方法が提案されるなど、本論文は量子多体系の研究に新たな潮流を作りました。

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