電気電子工学科 菅原賢悟准教授が「第66回電気関係功績者表彰」を受賞

2019.06.27

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電気電子工学科 菅原賢悟准教授の「電磁界解析における開領域問題解法に関する研究」が第66回電気関係功績者表彰を受賞しました。

受賞名:第66回電気関係功績者表彰
受賞内容:電磁界解析における開領域問題解法に関する研究
授与機関:一般社団法人日本電気協会関西支部
授与日:2019/5/27

【内容】
有限要素法に代表される電磁界解析を用いたMaxwell方式の数値解法は,広く電気機器の設計に用いられている。
有限要素法を用いた電磁界解析において,電磁場は解析対象である電気機器だけでなく周辺の空気にも漏れ出すため,空気部もモデリングを行う必要がある。しかしながら,有限要素解析では,解析領域を有限領域で打ち切る必要がある。
これまで,この課題に対してこれまで多くの研究がなされてきたが,手法のほとんど近似的手法であり,かつ手法の煩雑さから,技巧的なプログラミングを必要とするものであった。
菅原氏が行った研究により,開領域問題解法は既存の電磁界解析ソフトに容易に組み込むことが可能となった。