ノロウイルス感染症の予防法

最も大事なのは手洗いの励行です。
外から帰ったとき、調理の前や食事の前、トイレを使用した後、嘔吐や下痢をしている人のお世話や処置をしたときには、必ず石鹸を用いてよく手洗いをしましょう。
石鹸に消毒効果はありませんが、ウイルスを落としやすくします。
他の人とのタオルやハンカチの共用はしないようにしましょう。

ノロウイルスの食中毒では食品自体からウイルスを検出することは難しく、約7割では原因食品が特定できていません。その中の原因の一つに、汚染された二枚貝の生や加熱不足によることが原因で感染することが知られていますが、十分に加熱をすれば問題はないようです。しかし、加熱後も早めに食べるように心がけてください。
食品を加熱する時は中心まで火を通す(中心温度が85℃を1分以上)ことで、感染性はなくなるとされています。

吐物の処理をする場合は、使い捨てのマスクと手袋を着用し、素手で触らないようにしましょう。拭き取りには、新聞紙や使い捨てのタオルなどを使用し、速やかにビニール袋に密閉して捨ててください。消毒は、塩素系消毒薬(ハイターなど)が有効です。50~100倍に薄めたものを使用し、吐物が付着した床や壁を浸すようにしながら拭き取ってください。

ノロウイルス感染症とは?

ノロウイルス感染症の治療法