10/19（火）、工学部情報学科の専門科目「情報システム管理」の第3回特別講演が開催されました。
講師として、第1回、第2回に引き続き SAP ジャパン株式会社 CFO ソリューション推進室 シニア・ソリューション・プリンシパル（CoE）関口 善昭 様をお迎えし、「シェアードサービスセンターの役割と成功に向けての留意点について」というテーマで、オンラインでご講演いただきました。

講義の前半では、「シェアードサービスセンターの位置付け、役割」「シェアードサービスセンターを支える仕組み」などについてご説明いただきました。
学生からは、「来年施行される電子帳簿保存法の改正は、シェアードサービスセンターの促進に繋がるのか。」などの質問があり、関口先生には質問の一つ一つに丁寧にお答えいただきました。

講義の後半では「シェアードサービスセンターの設立目的を最低3つ挙げよ。その理由も述べよ。」という討議テーマについて、グループディスカッションと発表を行いました。
学生達はシェアードサービスセンター設立の目的として、「コストの削減」「管理の強化」「作業の品質向上や生産性の向上」などを挙げ、その理由として、「各地の機能が一箇所に集約されることによって管理・運用のコストが下がるから」「管理が一組織にまとまることによって、第三者の目を含めた管理が行き届きやすくなり不正防止にも繋がるから」などの意見が出ました。

関口様からは、発表内容について再度考察を行い、追加の説明をグループで検討するように求める場面もあり、学生達は真剣に課題に取り組んでいました。

関口様には、今年度も3回にわたりご講演いただきました。誠にありがとうございました。