中学生が大学図書館の業務を体験!

2016.02.19

2/3(水)~2/5(金)の3日間、東広島市立高屋中学校の生徒4人が、近畿大学工学部図書館に職場体験に来てくれました。
高屋中学校の生徒による職場体験は、平成18年(2006年)からはじまり、今回で8回目を数えます。

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<図書の配架作業(所定の棚に図書を戻す作業)の体験>

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<初日の自己紹介の様子>    <カウンター業務を習っているところ>

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こちらは、2日目に習った図書の受入作業・登録作業。
つまり、新しく入荷した図書を、貸出ができる状態に準備する作業です。

1冊1冊、帯や付録を取ったり、カバーを両面テープで貼ったり、蔵書印を押したり・・・と、全ては書き切れませんが、たくさんの工程、細かい手作業が必要なことに中学生の皆さんは驚いたようです。

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その他、3日間のうちに、除籍図書の処理(不要になった図書を登録抹消する作業)や、雑誌の受入作業、他大学からの文献複写依頼の対応※などを体験しました。

(※大学図書館では、大学間の相互協力の下、他大学から依頼を受け、本学にある図書のコピーを取って送付するサービスを行う。)

最終日は、メディアセンター長の情報学科松冨 達夫教授から、3日間がんばった4人に、労いのメッセージと記念品が贈られました。
松冨先生のお話にあった通り、「世の中には色々な仕事があります。どのような仕事でも、目に見える仕事よりも"準備"が大変で重要」ということは、今回図書館の仕事を通して、皆さん感じられたことと思います。

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4人に感想を聞いたところ、
「図書館の仕事というと、本の貸出や返却しかイメージしていなかったけど、図書の受入作業や除籍作業など想像していなかった仕事がたくさんあった。」
「大学の設備に驚きました。」
「新しい図書が入ってきたときの受入・登録作業など、手作業でしなければならないことがたくさんあって、大変な仕事だと感じました。」
「私が普段図書館を利用して、笑顔で本を読めるまでには、図書館の職員の方々の苦労があると知って、感謝の気持ちでいっぱいです。」
と、それぞれに新たな発見があったようです。

今回、皆さんがそれぞれ感じた充実感や感謝の気持ちを忘れず、将来のことを考えていってくださいね。
3日間お疲れ様でした!