SAPジャパン株式会社 寄附講座を聴講しました

2015.11.02

  • 情報

工学部 情報学科では、アプリケーション・ソフト業界で世界一のシェアを誇るSAP社(本社:ドイツ)と教育に関する提携を結び、講座科目として最新の情報システムについて学習しています。また、日本法人"SAPジャパン株式会社"様のご協力により、寄附講座を開催していただいています。今年度も、情報学科3年次の講義『組織活動と情報システム』第2回、第3回の2週に亘り寄附講座を開催していただきました。(第1回の講義についてはこちらの記事をご覧ください。)

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1週目の10月13日は、SAPジャパン株式会社 セールスイノベーションオフィス バイスプレジデントの小山 弘樹先生より、「ユーザエクスペリエンス視点からのビジネスプロセスのイノベーション」をテーマにご講義いただきました。

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ビジネスとは価値に対して対価が支払われることであり、価値と対価をより強く結ぶものがITであるという説明のあと、より価値を生み出せるようなビジネスモデルについて考える実習を行いました。

2週目の10月27日には、SAPジャパン株式会社 プラットフォーム事業本部 CFOソリューション推進室 シニアマネージャーで、早稲田大学大学院の非常勤講師でもいらっしゃる関口 善昭先生が、「IoTとERPおよびIndustry 4.0との関係性について」というテーマでご講義くださいました。

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IoTとは "Internet of Things" の略で、"Things=モノ" に高度な通信機能を組み込み、インターネットで相互に情報伝達することです。これに加えて横の連携であるIoP(=Internet of Process)との組み合わせで、ビジネスの仕組みを大きく変える可能性を持ったものであるので、「第四次産業革命」を促す技術とも言われています。 日本のものづくりは世界一と言われていますが、欧米はIoTを駆使し、企業の枠を超えて生産性を高めて対抗しようとしています。

講義後半には、学生たちが「IoTが日本の製造業に与えるインパクト」をテーマにグループディスカッションを行いました。

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最後にグループでまとめた意見を発表し、関口先生から解説やアドバイスをいただきました。

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この講義を受講しているのは、数年後には社会人として世の中に出て行く学生たちです。2週に亘るSAPジャパン株式会社様の寄附講座を受講し、自分のために、近い将来働く企業のために、日本のためにビジネスを考える中で、世界を舞台に働く覚悟を決めた学生も多いのではないでしょうか。

SAPジャパン株式会社 小山先生、関口先生、貴重なご講義をありがとうございました!