ロボットメカトロニクス研究発表会を開催

2014.09.12

  • 研究 教育

平成26年9月3日(水)、工学部において、第1回近畿大学ロボットメカトロニクス研究発表会を開催しました。

本学では、理工学部・生物理工学部・工学部・産業理工学部に、ロボット・メカトロニクスの専門教員が多数在籍しており、ロボットに関する幅広い研究を積極的に進めています。
平成25年度に、これら学部と医学部を中心に「学部横断型 医工連携プロジェクト」を立ち上げ、学内研究体制の有機的な連携を取りながら、異なる分野の知識融合を目指しています。

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第1回目となった今回は、理工学部と工学部教員より、ロボットの制御技術やアクチュエータ(電気エネルギーを並進または回転運動に変換する装置)などの基礎研究から、生活支援・医療計測関連などへの実用化に向けた研究まで、その成果が発表されました。
学外からは27名、学内からは35名の総勢62名の参加がありました。

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<京極 秀樹 工学部長>

京極 秀樹工学部長より開会の挨拶があったのち、各学部教員からの研究発表がありました。

(1)「冗長駆動パラレルメカニズム」
理工学部機械工学科 原田 孝 教授

(2)「スライダ付き倒立2輪機構による移動ロボット」
工学部ロボティクス学科 友國 伸保 講師

(3)「睡眠時の無拘束生理量計測センサとその応用」
理工学部機械工学科 岡田 志麻 講師

(4)「真空包装技術を利用した柔軟外殻魚ロボットの製作」
工学部ロボティクス学科 柴田 瑞穂 講師

(5)「ロボットの駆動を単純化する球面モータ」
近畿大学次世代基盤技術研究所 矢野 智昭 特任教授

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<理工学部 原田 孝 教授>      <工学部 友國 伸保 講師>

また今回は、特別講演として、大阪大学より金子 真 教授をお招きし「Beyond Human」と題し、ロボットの機能や正確性など一定の切り口ではヒトを超えている事例と、ヒトとロボットの協調についてご講演いただきました。

最後に、次世代基盤技術研究所 角田 勝 所長 より、閉会の挨拶があり、発表会が締めくくられました。

本学では引き続き、本プロジェクトを通して学園内における医工連携の研究基盤をより一層強化し、実学に基づく新技術の創出に繋げてまいります。