経済学科について

経済学科の特長

社会的課題を克服し
未来の経済社会を切り開く「経済知識」を習得する

経済学科では、理論、実証、IT、心理、歴史などの多様な分析手法を習得します。これらを駆使して、さまざまな社会的課題に立ち向かい、豊かな社会の実現に貢献する人材を育成します。

AI時代を生き抜き、「幸福」や「多様性」を推進する「真の経済人」の育成

かつてない豊かな現代社会において、貧困や飢餓が克服されていないのはなぜでしょうか。働き方が見直されるなかで、本当の「幸福」はどこに求められるのでしょうか。背景や価値観の異なる私たちの「多様性」を受け止める社会とは、どのような姿をしているのでしょうか。AIの台頭などにより目まぐるしく変化する現代の経済社会において、新たな社会的課題が立ち現れています。経済学科では、経済理論やデータに基づく理論・計量アプローチ、人間の行動や感情に着目した心理的アプローチ、あるいは史実や文献を紐解く歴史的アプローチなど、多様な分析手法を体系的に学びます。そして、他者や社会の抱える問題に対して鋭い共感を示しながら、「豊かさ」「幸福」「多様性」の達成に寄与する「真の経済人」をめざします。

2年次後期からは「経済学コース」と「経済心理学コース」にわかれます

経済学コース

「経済学コース」では、さらに「理論・計量分野」「財政・金融分野」「産業・情報分野」「歴史・社会分野」のなかから1つを選択し、より深い経済知識を身につけます。

経済心理学コース

「経済心理学コース」では、実験や脳科学などの最新の心理学的アプローチも取り入れながら、「当たる確率がほとんどゼロなのに、宝くじを買ってしまう」「ダイエットを誓ったのに、甘い物に手を出してしまう」といった一見不合理な行動から、経済行動の謎を解き明かします。

経済学コース

  • 1年次では、学部における学習の基礎となる専門科目について、学科を横断して学ぶことができます。
  • 2年次からは、学びたいテーマに合わせてコース・分野固有の専門科目を選択することが可能となり、段階的に専門性を高めることができます。
  • 3年次から履修する演習I・II(ゼミ)では、学科に関係なく演習担当教員のゼミを自由に志願することができます。
    (経済学科経済心理学コースは除く)

理論・計量分野

経済政策の効果をデータで推計していく

経済学の理論と統計データなどを用いる計量経済学を学ぶことで、価格のメカニズムや経済成長、失業発生のメカニズムなどさまざまな経済現象の本質を理解します。

財政・金融分野

国や地方の財政、金融の理論と実際を考える

財政と企業活動や国民生活の関係、歳出構造を考えていく財政学。金融制度の仕組みと国民経済、国際経済の関係などを理解していく金融論。2つの視点から経済を読み解いていきます。

産業・情報分野

変化する現代産業の本質をとらえる

日本経済の発展と産業構造の関係、日本経済を支える中小企業や寡占企業にかかわるさまざまな問題点を分析します。また、地域経済学などで産業と地域のかかわりについても学びます。

歴史・社会分野

経済発展の歴史から、現在の経済問題を考察

日本を含むアジアやヨーロッパの国々の経済社会の発展と経済思想を学びます。そこから現代の経済社会が抱える諸問題を考察し、将来のあり方を考えていきます。

経済心理学コース

経済学の枠組みに心理学の研究成果を応用する新しい経済学のアプローチです。「心(ハート)」で経済学を読み解きます。