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教員紹介

福家 道信(Michinobu Fuke)教授
研究内容沈従文の文学と生涯 主要担当科目中国語入門1、中国語チュートリアル1~3、演習(ゼミ)
福家 道信教授

略歴

文学修士(大阪外国語大学)

研究内容

4千年に及ぶ中国文学の歴史を振り返ると、時代ごとに味読に値する素晴らしい文学があると思います。詩経、論語、荘子、春秋左氏伝、司馬遷の史記、陶淵明の詩、李白・杜甫の詩、水滸伝、三国志通俗演義、西遊記、金瓶梅、紅楼夢等々、日本でも広く一般に知られています。これらの中で、私は魯迅に代表される20世紀の中国現代文学を主たる研究対象とし、特に魯迅の次世代の小説家として、近年、中国で高く評価されるようになった沈従文(1902‐1988)の文学を研究しています。清末から中華民国、そして中華人民共和国へと激動の時代を生きた彼の文学には、20世紀中国知識人の夢と希望、戦い、挫折、絶望、再生、そして深められた人生と歴史に対する深い知恵と洞察があると思います。研究を通して、中国人の思考の形を理解する手掛かりを日本の読者に紹介できればと思っています。

自己紹介

出身は香川県、趣味はギター、植物栽培、水泳、スキー。子供時代は、毎日学校から帰ると愛犬を連れて近所の海岸へ散歩に行き貝拾いに夢中でした。

小学高学年の頃でしたでしょうか、地図帳で見た中国の地名が、ふだん見慣れた音読の読み方ではなく、中国語音でルビをふっているのが妙に気になり、中国語に興味をもつようになりました。

現在、教学の関係で中国・台湾に行くことが多く、旅行先で友達を作り、土地の美味しいものを食べ、本屋を覗き、きれいな景色を眺めるのを楽しみにしています。国と国の関係とは別に、個々の友情関係を育てることは本当に大切だと思います。

著作・論文

  • 音を手がかりとして―『雪晴』の場合―(『近畿大学語学教育部紀要』42,2004)
  • 鳳凰県的印象和沈従文研究的幾縷思緒(『沈従文的鳳凰城』中華書局, 2007.)
  • 沈従文の見果てぬ夢(『現代中国』84、日本現代中国学会2010)

近畿大学を検討してる受験生にひとこと

近畿大学には300人ほどの留学生がいますが、その多くは中国語圏からの留学生で、キャンパスにいるだけで常時、彼らと交流する機会があります。本コースに入って、1,2年生の間に現地語学研修も含め中国語を徹底学習し、その上で中国の文化に対する造詣を深め、また、副専攻で英語、或いは韓国語を学び、日本国内のみならず、広く海外で行動する人間になりませんか。

ゼミの主なテーマ

中国の文化現象を学ぶ

ゼミの概要

福家教授ゼミの様子言語と文学の問題を中心に、映画、生活習慣、華僑社会、伝統文化など、中国の種々多様な文化事象を取り上げて学習を進めます。ゼミは小人数です。1・2年次に資料の調べ方、分析、発表方法、そして、中国研究の基礎知識を学ぶ科目を用意してあります。それらを前提として、ゼミでは各人が発表を繰り返しながら、興味対象を徐々に絞り込み、卒業論文の制作を行います。

本コースの学生には、帰国子女、日本育ちの中国人、ご両親が国際結婚といった人が学年ごとにいます。ゼミ生には、また、中・長期留学からの帰国組も加わります。こういうわけで、ゼミの教室は、アッと驚くような新鮮な体験談が活発に飛び交う場となり、思考のきっかけとなる話題にこと欠きません。このような雰囲気のなかで、手順を踏んだ作業を進めていけば、必ず、しっかりした卒業論文が書けると思います。就職活動は、近畿大学の充実したサポートシステムをバックにコースの特性を活かせますので、内定獲得は順調です。


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