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伏見子ども食堂の子ども達へ、減塩のための食育プログラムを実践

2022.09.12

奈良女子大学・帝塚山大学・近畿大学・畿央大学の管理栄養士を目指す学生で構成されている学生団体「ヘルスチーム菜良」に参加している農学部食品栄養学科の1~3年生の 5名が、伏見子ども食堂(伏見公民館)で開催された減塩のための食育プログラムを実践しました。


【開催概要】

日  時:2022年8月31日(水)
場  所:伏見公民館(伏見子ども食堂)(奈良県奈良市青野町二丁目13番4号)
    (近鉄「大和西大寺駅」から徒歩約15分、またはバス停「伏見小学校前」下車徒歩約5分)

【本件のポイント】

生涯にわたる健全な食生活の基礎を形成するには、子どものころからの食育が重要であるため、県が作成した減塩ツールを活用した食育講座を実施して食育の推進を図ることを目指す。

【本件の内容】

奈良県内で管理栄養士養成課程のある4大学の学生で構成された食育ボランティアサークルである「ヘルスチーム菜良」は、子ども向けの料理教室や地元企業と協力した健康メニューの開発などさまざまな取り組みを行っています。
今回は、伏見公民館で開催される伏見こども食堂の子ども達に向けての減塩のための食育プログラムを実践します。内容は、ビンゴクイズや紙芝居、野菜についての簡単な講義などが組み合わさった食育プログラムです。
学生は、子どもたちへの食育の推進に貢献しながら実際に教育媒体を作成することでライフステージに合わせた栄養教育を学びます。


【イベント内の講義内容】

減塩イベントでは野菜に含まれるカリウムを中心に減塩の重要性を示します。野菜に関する簡単な講義では子どもたちが苦手な野菜や好きな野菜を例に挙げ、その栄養素がなぜ必要なのかを明確にして行います。野菜に関心を持ってもらうとともに食に関する知識を取り入れてもらえるように工夫しました。S__15474737.jpg

【参加した学生の声】
  • 初めてで緊張したけど、子供たちがしっかり話を聞いてくれて、いい経験になりました!
  • 子供たちに野菜を食べることの楽しさを知ってもらえれば嬉しいです!
  • 講義をする相手が子供だったため、どうやってわかりやすく簡単な言葉で伝えるか難しかったです。
    パワーポイントももう少し絵を加えるなどして、子どもの視点でつくるとより良くなると思いました。
  • ビンゴ形式やクイズ形式だと子供も参加できて興味や理解に繋がると思ったので、次回からは問いかけを加えて参加してもらえるような内容にしたいです。
  • 子どもに伝えたいことをわかりやすく説明することの難しさに気がつきました。小学生は年齢の幅も広く、理解度にも差があるため言葉をどこまで噛み砕くかが特に難しく感じました。
    また、今回のイベントで子どもたちに少しでも食に興味を持ってもらえてたら嬉しいです。
  • 栄養教育を授業以外でするのは初めてで緊張しましたが、少しでもわかりやすく楽しいイベントになるようにチームで話し合いをしながら進めることができて良かったです。
    実際に小学生の子どもたちと対面で栄養教育をすると、子どもたちは自分の知っていることを自由に発言している時があったので、次の機会があれば子どもたちがもっと発言できるようなイベントもしたいと感じました。