研究施設

施設は、基本的には従来のものを活用しています。
なお、一部の研究プロジェクトについては、平成16年8月に開設されたクリエイション・コア東大阪にサテライト研究室を借り受け、研究を実施するとともに、成果発信拠点としても活用しています。
クリエイション・コア東大阪では、2つの部屋をサテライト研究室として借り受けてきました。１つは企業向けインキュベーションルームとして準備されていたもの（30平米）であり、研究テーマ［14］「パラレルリンクを用いた原子炉事故対応レーザー・エネルギー供給型ロボット」（研究代表者：山本正彦教授、共同研究企業：（株）ロボメカニクス研究所）遂行のため借り受けました。
平成17年度8月からはロボメカニクス研究所が、研究遂行の効率化のため研究母体をこの施設に移し、本事業での賃借契約を打ち切り、ロボメカニクス研究所が引き続きこの部屋を借り受け、共同研究を継続しています。
もう1つは、大学向けサテライト研究室として準備されたもの（研究室：81平米、オフィス：34平米）です。研究室部分には、研究テーマ［4］「冷間鍛造が可能な超軽量合金の開発」（研究代表者：沖　幸男教授、共同研究企業：大阪精工（株）、（株）ヤマニ）のＭｇ合金用加圧雰囲気溶解鋳造装置（現有機器）と金属組織観察用の切断機、研磨装置、顕微鏡（いずれも本事業で購入した機器）を設置し、溶解実験を実施しています。一方、オフィス部分は、研究テーマ［11］「携帯電子機器用次世代プラットフォームの開発」（研究代表者：神戸尚志教授、共同研究企業：（株）三栄ハイテックス）がサテライト研究室として使用。当該テーマは平成16年度で完了したため、その後は上記ロボットの組み立て、展示をはじめとした、成果発信拠点ならびに共同研究企業との打ち合わせにために活用しています。この大学向けサテライト研究室は、事業終了まで借り受ける予定になっています。