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事業の目的

事業の目的・意義及び計画の概要

総合理工学研究科では平成16年4月に全国でもユニークな「東大阪モノづくり専攻」を開設しました。これは、東大阪の優れた企業の開発室を院生の研究室とし、その企業に雇用されて生活基盤をもった学生を育てるもので、画期的な大学院です。

事業の目的・意義及び計画の概要

バブルの崩壊以降、不況に苦しむ我が国の産業界の大きな問題点の一つは、産業の空洞化で、我が国独自の技術を活かしながら、それを発展させ、世界をリードすることは、この苦境を脱するための急務です。世界に冠たる優れた技術を持つ東大阪の中小企業の技術のなかでも、発展途上国へ奪われていくものも少なくありません。

本事業の目的は下記3つのプロジェクトを実行することで、東大阪発の産学連携のメッカとすることにあります。

プロジェクト(1)
技術を若い世代に伝え、日本の産業の活性化・発展に貢献する[継承][発展]
プロジェクト(2)
これらの技術を現代の先端技術と融合させ新しい技術に融合・発展させる
プロジェクト(3)
さらに新しい大学発ベンチャーの育成を推進する

産学連携推進に当たって、一般には教員のもつパワーが強調されているが、とくに私立大学において忘れてならないのは学生のパワーです。そのパワーを、東大阪の企業がそれぞれの現場で活用することにより、オンリーワン技術の継承と発展が可能になり、同時に学生は本当に世の中に出て役に立つ力を持った教育を受けることができることになります。これが近畿大学として地域の特性を活かした産学連携教育・研究となります。

本プロジェクトは、「東大阪モノづくり専攻」の大学院学生を核とした、学生のパワーを活用する新しい産学連携推進モデルを構築するとともに、新しい大学院が主導し、東大阪モノづくり企業と連携して、新しい概念のコーポレート・ユニバーシティーの教育プログラムも開発し、産学連携の推進に資するものです。
なお、3つのプロジェクトは、互いに連携を保ちながら[東大阪モノづくり専攻]が総括します。

近畿大学 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 TEL:06-6721-2332