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概要

本事業では「東大阪の優れたモノづくり技術の継承と現代ハイテクとの融合」を目指して3つのプロジェクト、

プロジェクト(1)「東大阪モノづくり技術の継承と発展」
プロジェクト(2)「東大阪モノづくり技術のハイテクとの融合」
プロジェクト(3)「近畿大学を起点とした東大阪におけるベンチャービジネスの構築」

を運用します。
世界に冠たるオンリーワン技術を東大阪の中小企業群の大学の中核に位置する地理的条件を生かして、その技術の伝承と最先端技術への融合・発展のための産学連携研究を実施します。大学の持つ独自基礎技術と東大阪の企業群が持つ応用技術の融合と発展を促進させるための産学連携プロジェクトの核として、学生のパワーを存分に活用し、さらに、共同研究の実施にあたり、大学も研究費の応分の負担をします。このことにより、高い技術力を持ちながら資金的制約からその発展のための研究開発を躊躇していた中小企業の、産学連携研究への参画を可能にすることができます。

本事業3年目まではプロジェクト(1)「東大阪モノづくり技術の継承と発展」、プロジェクト(2)「東大阪モノづくり技術のハイテクとの融合」、を遂行し、その成果のなかから大学発ベンチャーの芽を育て、4年目、5年目にかけてプロジェクト(3)「近畿大学を起点とした東大阪におけるベンチャービジネスの構築」を実施する予定です。

本プロジェクトの優れた特徴
  1. 産学連携研究の新たな展開
    東大阪モノづくり専攻を核とした産学連携研究によって、これまで高い技術と研究開発に対するニーズをもちながら人材不足、資金制約からその発展のための研究開発を躊躇していた中小企業の産学連携研究への参画を可能にした。
  2. 研究科内の専攻横断型の幅広い取組み
    東大阪モノづくり専攻は専攻横断型の教員で構成されており、東大阪企業群の多岐にわたる技術分野からの要請に対応できる。また、大学の教員も東大阪企業の持つ高い技術力にあらためて目を向け、そのなかから企業の持つニーズと、企業の持つ技術シーズを見出すことが可能になる。
  3. 新たな人材活用の取り組み
    研究を円滑に遂行するためPD(ポスドク)、RA(リサーチ・アシスタント)、研究支援者を積極的に採用している。特に研究支援者として、企業を定年前後で退職された技術者・研究者をシニアエンジニア・シニアサイエンティスト(SS&SE)受け入れ研究の効率化を図っている。このためSS&SE制度実施委員会を設け、東大阪モノづくり専攻のホームページでも募集し、広く有能で熱意ある人材を多数採用している。

近畿大学 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 TEL:06-6721-2332