第7回理工スチューデントフォーラムを開催・特別講義「異文化交流を学ぶ―日本・ロシア交流の新しい形―」に約700名が参加

2021.07.02

2021年6月24日(木)、オンライン形式により 第7回理工スチューデントフォーラム 「異文化交流を学ぶ―日本・ロシア交流の新しい形―」を実施しました。

特別講義の講師として、ロシアを長年取材しているジャーナリストの石川一洋氏(近畿大学グローバルエデュケーションセンター客員教授)、ロシア語と日本語で歌うフォークデュオNatsuki&Vitalyの両名を招き、日本とロシアの国際関係や文化について理解を深めました。

石川氏の講義では、ソ連時代から現代に至るロシアの歴史やロシアの多民族性、文化の特性などについて、最新の状況も交えて紹介されました。

Natsuki&Vitalyは、ロシアの歌謡曲を日本語で、日本の歌謡曲をロシア語で歌い、Youtubeで7万人以上のチェンネル登録者を集めるなど人気を博しています。講演では実際にロシア語・日本語での歌を披露しながら、日本とロシアの文化の違いや類似点、歌詞の翻訳の難しさなどを、石川氏との対談を通して語りました。

参加者は近畿大学理工学部の学生を中心におよそ700名が参加。参加した学生からは「海外に行くことができない今、他国の話を実際に聞ける機会があるのはとてもありがたい」、「ロシアの曲を初めて聞いたのに何か懐かしい気持ちになった」、「ロシアの文化などについて沢山知れて、もっと他の国の文化についても興味を持ってみようと思った」といった感想が寄せられました。

近畿大学は2017年度に文部科学省補助金事業「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」に採択され、人材育成事業「日露間で活躍できるモノづくり中核人材の育成」を開始し、ロシアのパートナー大学と交換留学を中心とした積極的な人的交流を展開してきました。

現在は新型コロナウィルスにより実際の往来が難しくなっていますが、大学院総合理工学研究科東大阪モノづくり専攻においてロシア人留学生4名を受入れている他、オンラインを活用した交流プログラムにも取り組んでいます。

近畿大学「日露間で活躍できるモノづくり中核人材の育成」ウェブサイト

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ヴォーカルのNatsukiさん(左)、ギターのVitalyさん(右)        石川一洋客員教授による講義